【AJCC2023】予想・分析。好走率36%、回収率約130%の条件とは?

Sporting News Japan Staff

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2023年1月22日、中山競馬場でアメリカジョッキークラブカップ(GⅡ/芝2200m)が行われる。ガイアフォース、エピファニー、ユーバーレーベン、ノースブリッジ、バビットらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。

今回はAJCCの好走条件について分析していく。

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予想して馬券を買う上で、軸馬の選定は欠かすことのできない要素だ。どんな馬を軸馬にすればいいのか。好走条件を紐解いていくことで、期待値の高い馬が見えてくる。

■【予想】過去の傾向分析① 人気

AJCCでは過去10年、当日11番人気以下だった馬は全部で43頭いるが、そのうち2頭が馬券に絡んでいる。

ただ、過去10年で馬券に絡んだ30頭中、27頭は当日7番人気以上に支持されている。8番人気以下で馬券に絡んだのは3頭。基本的に人気薄の馬は厳しい結果となっている。

中心となる馬は、やはり最低でも10番人気以上の馬から選ぶのがよさそうだ。

■【予想】過去の傾向分析② レース間隔

次にAJCCでは、前走からレース間隔の短い馬が苦戦傾向にある。

具体的に中3週以下で出走した馬は全部で42頭いるが、馬券に絡んだのは4頭のみ。馬券に絡んだ残りの26頭は、中4週以上レース間隔が開いていた。

直近の勢いは重要だが、間隔の短すぎる中3週以下の馬は、ローテーションの面で割引が必要と考える。中心となる馬は、中4週以上レース間隔が空いている馬から選びたい。

■【予想】過去の傾向分析③ 前走脚質

また、AJCCでは過去10年、前走のレースで逃げた馬は全部で13頭いるが、馬券に絡んだ馬は2013年勝ち馬ダノンバラード1頭のみだ。

このレースでの逃げ馬は不利ではないが、前走で逃げた馬は本番ではマークが厳しくなり、苦戦傾向にある。

中心となる馬は、前走逃げた馬以外から選びたい。

■【予想】過去の傾向分析④ 年齢、性別

そしてAJCCでは、8歳以上の高齢馬が苦戦傾向。過去10年で8歳以上は20頭出走しているが、馬券に絡んだのは2頭のみだ。

また、過去10年で牝馬は6頭出走しているが、こちらは1頭も馬券に絡んでいない。牝馬は基本的にこのレースでは割引が必要と考えてよいだろう。

中心となる馬は、4~7歳の牡、騙馬から選びたい。

■【予想】過去の傾向分析⑤ 馬番

AJCCは全ての枠が馬券に絡んでおり、一見すると枠順による不利はない。

しかし馬番別に成績を見ると、馬番15~17番の馬は実は1頭も馬券に絡んでおらず、外枠は不利な傾向がある。

中心となる馬は、1~14番の馬から選ぶようにしたい。

■【予想】過去の傾向分析⑥ 前走人気

最後に、AJCCで前走条件戦を使い出走した馬は全部で15頭いるが、本番では2頭が馬券対象になっている。

この2頭の共通点を見てみると、前走が単勝2番人気以上の上位人気に支持されていた。昇級馬は前走の人気にも注目。条件戦から参戦する馬を馬券に入れる際は、前走単勝2番人気以上に支持されていたかが判断材料となりそうだ。

■過去の好走条件、すべてに該当する馬の成績は?

他にも「当日の馬体重の増減プラス・マイナス20キロ以上」といった好走率がぐんと下がる項目に該当している馬を除外。すると上記の好走条件にすべて合致する馬の成績は……

(9-7-8-41)
勝率13% 複勝率36%
単勝回収率145% 複勝回収率112%

優秀な成績となっている。

今年もこれらの項目に該当する馬は要注意。軸馬、穴馬として一考の余地がありそうだ。すべて該当していなくとも、複数該当していれば注目してみてみるのがいいかもしれない。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。