【AJCC2023】予想・分析。好走率の下がる3つの消し条件とは?

Sporting News Japan Staff

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2023年1月22日、中山競馬場でアメリカジョッキークラブカップ(GⅡ/芝2200m)が行われる。エヒト、エピファニー、ガイアフォース、ノースブリッジ、ユーバーレーベンらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。

予想して馬券を買う上で、できるだけ点数を絞った方が回収率に繋がっていく。どんな馬を「消し」にすればいいのか。消し条件を洗い出すことで、馬券に不要な馬を削り、狙いたい馬によりフォーカスを当てて馬券を買うことができるだろう。

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今回はアメリカジョッキークラブカップの消し条件について、馬場改修が行われた2015年以降から分析していく。

■【予想】過去の傾向分析① 前走着差

前走で大きく負けているのは成績が良くないが、近年で前走最も着差をつけられて負けて巻き返した馬は、2021年2着のヴェルドライゼンデ。前走は菊花賞(GⅠ)で勝ち馬に1秒4差をつけられた7着だった。

菊花賞は3000mの長距離レースで着差が生まれやすい。ヴェルドライゼンデ以外では、昨年2着のマイネルファンロンで、前走中日新聞杯(GⅢ)は勝ち馬に1秒2差をつけられた17着からの巻き返しだった。

前走1秒以上負けにすると、思わぬ馬の好走がありそう。かなり甘めのボーダーにはなるが、前走1秒5差以上つけられて負けた馬は消しという判断が良さそうだ。

■【予想】過去の傾向分析② 前走クラス

基本的には前走が重賞だった馬の方が好成績。より格の高いレースから参戦した方が成績は良い。リステッド競走やオープン競走といった、オープンクラスながらグレードがつかないレースになった場合、一気に成績が落ち(0-1-0-17)だ。

唯一馬券に絡んだのは2016年のスーパームーンで、3番人気だった。上位人気馬ならば信頼できそうだが、4番人気以下なら消しで良さそうだ。

また、条件馬についても同様。前走3勝クラスから参戦して馬券に絡んだのは、2018年勝ち馬ダンビュライトと2017年3着ミライヘノツバサだ。それぞれ2番人気と3番人気という上位人気馬だった。条件馬に関しても4番人気以下なら消しと考えて良さそうだ。

■【予想】過去の傾向分析③ 前走脚質

AJCCは逃げ馬の成績が良くないが、前走逃げている馬も(0-0-0-10)で1頭も馬券に絡んでいない。前走逃げた馬で人気になる馬は少ないが、2019年のジェネラーレウーノは2番人気に支持され4着に敗れた。中山競馬場の外回りコースで差しが決まりやすいことに加え、最終週で内側が荒れ外伸び馬場になりやすい。差し馬向きの馬場傾向が強いことが要因だろう。馬場状態も考えると、逃げ馬や逃げ想定される馬を狙うことは、このレースでは得策とは言えない。

これらのデータに該当している馬が直ちに「消し」というわけではないが、注意は必要だ。消しデータをかき消すほど能力が抜きん出ていると判断するか、好走条件に合致しているかを見極めて馬券の購入につなげていく必要がありそうだ。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。