【高松宮記念2023】枠順と出走馬が確定!過去の傾向は?データから考察

Sporting News Japan Staff

【高松宮記念2023】枠順と出走馬が確定!過去の傾向は?データから考察 image

2023年3月26日、中京競馬場で高松宮記念(GⅠ/芝1200m)が行われる。JRAは開催に先立ち、出走馬と枠順を発表。ナムラクレア、メイケイエール、アグリ、トウシンマカオ、ウインマーベルらの出走が確定した。

今回は発表された出走予定馬と枠順・馬番を確認していく。

▶豪華景品付き! 「スポーツ番付勝利予想」に挑戦しよう

さらに過去10年の枠順データから、有利な枠、不利な枠の傾向を導き出していく。果たしていい枠を引いた馬、反対に枠順に恵まれなかった有力馬はいるのか。

■2023年:高松宮記念の出走馬・枠順

※枠・馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 厩舎
1枠1番 トゥラヴェスーラ 牡8 ┃ 58kg 丹内祐次 (栗)高橋康之
1枠2番 ウォーターナビレラ 牝4 ┃ 56kg 吉田隼人 (栗)武幸四郎
2枠3番 キルロード セ8 ┃ 58kg 和田竜二 (美)田村康仁
2枠4番 ダディーズビビッド 牡5 ┃ 58kg 秋山真一郎 (栗)千田輝彦
3枠5番 メイケイエール 牝5 ┃ 56kg 池添謙一 (栗)武英智
3枠6番 ナランフレグ 牡7 ┃ 58kg 丸田恭介 (美)宗像義忠
4枠7番 ヴェントヴォーチェ 牡6 ┃ 58kg 西村淳也 (栗)牧浦充徳
4枠8番 ロータスランド 牝6 ┃ 56kg 岩田康誠 (栗)辻野泰之
5枠9番 ディヴィナシオン 牡6 ┃ 58kg 松本大輝 (栗)森秀行
5枠10番 オパールシャルム 牝6 ┃ 56kg 武藤雅 (美)武藤善則
6枠11番 ピクシーナイト 牡5 ┃ 58kg 戸崎圭太 (栗)音無秀孝
6枠12番 アグリ 牡4 ┃ 58kg 横山和生 (栗)安田隆行
7枠13番 ファストフォース 牡7 ┃ 58kg 団野大成 (栗)西村真幸
7枠14番 トウシンマカオ 牡4 ┃ 58kg 鮫島克駿 (美)高柳瑞樹
7枠15番 ナムラクレア 牝4 ┃ 56kg 浜中俊 (栗)長谷川浩大
8枠16番 グレナディアガーズ 牡5 ┃ 58kg 岩田望来 (栗)中内田充正
8枠17番 ボンボヤージ 牝6 ┃ 56kg 川須栄彦 (栗)梅田智之
8枠18番 ウインマーベル 牡4 ┃ 58kg 松山弘平 (美)深山雅史

■過去の枠順傾向は?

枠番:着別度数|勝率 連対率 複勝率
1枠:1- 0- 0-19/20|5.0% 5.0% 5.0%
2枠:3- 2- 1-14/20|15.0% 25.0% 30.0%
3枠:2- 1- 0-17/20|10.0% 15.0% 15.0%
4枠:2- 4-14/20|0.0% 10.0% 30.0%
5枠:1- 1- 3-15/20|5.0% 10.0% 25.0%
6枠:1- 1- 0-18/20|5.0% 10.0% 10.0%
7枠:1- 1- 1-26/29|3.4% 6.9% 10.3%
8枠:1- 2- 1-26/30|3.3% 10.0% 13.3%

過去10年の結果では、2、4枠の成績が優秀で、次いで5、8枠も優秀な成績となっており、1枠の成績の不振が目立つことから、極端な内枠は不利な可能性が高い。

次に馬番別に成績を見てみよう。

馬番:着別度数|勝率 連対率 複勝率
1番:0- 0- 0-10/10|0.0% 0.0% 0.0%
2番:1- 0- 0- 9/10|10.0% 10.0% 10.0%
3番:1- 1- 1- 7/10|10.0% 20.0% 30.0%
4番:2- 1- 0- 7/10|20.0% 30.0% 30.0%
5番:1- 0- 0- 9/10|10.0% 10.0% 10.0%
6番:1- 1- 0- 8/10|10.0% 20.0% 20.0%
7番:0- 0- 3- 7/10|0.0% 0.0% 30.0%
8番:0- 2- 1- 7/10|0.0% 20.0% 30.0%
9番:1- 1- 2- 6/10|10.0% 20.0% 40.0%
10番:0- 0- 1- 9/10|0.0% 0.0% 10.0%
11番:1- 0- 0- 9/10|10.0% 10.0% 10.0%
12番:0- 1- 0- 9/10|0.0% 10.0% 10.0%
13番:0- 0- 1- 9/10|0.0% 0.0% 10.0%
14番:1- 0- 0- 9/10|10.0% 10.0% 10.0%
15番:0- 1- 0- 9/10|0.0% 10.0% 10.0%
16番:1- 1- 1- 7/10|10.0% 20.0% 30.0%
17番:0- 1- 0- 9/10|0.0% 10.0% 10.0%
18番:0- 0- 0- 9/ 9|0.0% 0.0% 0.0%

極端な内外に当たる1、18番は過去10年で1頭も馬券に絡んでいない。また2、17番も過去10年で1頭のみ。極端な内外の枠は不利な傾向が高いことがデータから伺える。

1、18番の極端な馬番は人気を問わず割引が必要となり、続く2、17番も人気薄の馬は割引が必要と考えてよいだろう。

また、高松宮記念は過去10年、4回良馬場でレースが行われているが、良馬場では1、8枠は1頭も馬券に絡んでいない。1、8枠を狙う場合は当日の馬場も考慮し、状態によってはさらに割引が必要と言える。

まとめると以下の傾向がある

  • 1、8枠不利の傾向がある
  • 特に馬番1、18番は過去10年で馬券に絡んでいない
  • さらに良馬場でも1、8枠は過去10年で馬券に絡んでいない

■2022年のレース展望、枠順考察

今回人気の中心が予想されるナムラクレアは7枠15番を引いた。

前走は本番と同じコースを走るシルクロードステークス(GⅢ)を、3.5㎏増となる斤量差の中、スプリント路線に切り替えてからは初の上がり最速で勝利を飾り、今年で4歳だが改めてスプリント界の頂点に相応しい強い競馬を見せた形だ。今回は外目の枠を引いたが、夏のGⅢ・北九州記念やGⅠ・スプリンターズSでは、終始外を回る不利もあり敗れた。だが、直線の長い中京競馬場では7枠は好枠と言える。

同じく人気の中心が予想されるメイケイエールは3枠5番を引いた。

昨年は春、秋共にステップレースを快勝し本番に臨んだが、外枠が影響もあってか結果的にタイトルを獲得できなかったが、今回は本番で念願の好枠を引くことができた。昨年と異なりぶっつけ本番となるが、枠順の利を活かした圧勝が期待される。

次に人気を集めそうなアグリは、6枠12番を引いた。

初重賞制覇となった前走阪急杯を勝ち、今回初GⅠ出走となる同馬だが、直近の勢いはある。ただし、今回は唯一複勝圏内を外した、昨年夏以来2戦目となるスプリント戦であり、距離の対応が大きな鍵となる。

トウシンマカオは7枠14番だ。

昨年末の阪急杯を上がり最速の末脚で勝利し、今年のスプリント界での活躍が期待されたが、前走のシルクロードSでは、外枠や馬体増の影響もあり4着に敗れた。今回も同じく外枠を引いたが、直近4戦は外枠からの差しが定着しており、極端な外を引かない限り、後方脚質の同馬には7枠は好枠と言える。前走太目残りだった体重が当日絞れているかに注目したい。

枠順から人気薄で不気味なのが、2枠4番を引いたダディーズビビットだ。

前走阪急杯では2着に入選したが、近走5走のうち4走は1400m以上と、マイラーのイメージが強いが、昨年のセントウルSで4着に入るなど、スプリント適性は高い。2枠4番は絶好枠だが、出走メンバーが揃った今回は完全に人気の盲点になっており、枠順を活かした好走に期待したい。

▶競馬を観るならDAZNで。スマホやTVでスポーツをいつでも楽しもう


■試合結果を予想して豪華景品をゲットしよう!

遊雅堂(ゆうがどう)無料版では「スポーツ番付勝利予想」を実施中。やり方は、対象の試合結果を予想するだけ。当たれば豪華景品がゲットできるかも!?

▶無料エントリーはこちらから

Sporting News Japan Staff

Sporting News Japan Staff Photo

日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。