【高松宮記念2023】予想・分析! コースやレースラップ、好走血統の特徴は?

Sporting News Japan Staff

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2023年3月26日、中京競馬場で高松宮記念(GⅠ/芝1200m)が行われる。昨年は8番人気のナランフレグが勝利し、3連単278万馬券に。近年は絶対的スプリンターがいないことや、時期的に降雨による馬場悪化の影響もあり、波乱要素の高いレースとなっている。

近10年でこのレースが初GⅠ制覇の馬が7頭もいるように、実績馬よりも新興勢力の王者戴冠の場面が多いのも、波乱度合いの加速度を高めているのだろう。様々な要因から予想が難しいレースである。

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今回は高松宮記念が行われるコースの特徴、レースラップの特徴、さらに過去の好走血統について分析していく。

■予想・分析① コースの特徴

ワンターンのレース。向こう正面半ばからスタートし、約120mの緩やかな上り坂のあとは下り坂。スパイラルカーブの3~4コーナーを過ぎ、直線前半まで下り坂は続く。残り340m地点から240m地点にかけては高低差2.0mの急な上り坂が待ち受けており、上り切れば直線まで平坦となる。

下り坂区間が長いこともあり、前半のペースが上がりやすい。スプリント戦なので逃げや先行の押し切りが多いのだが、中山競馬場に次ぐ勾配のあるコースということもあり、タフなレースになりやすい。直線は412.5mと長めで、1200mのレースながら差し切りが見られやすいコースといえる。スピードと急坂を攻略するパワーが必要といえるだろう。

■予想・分析② レースラップの特徴

前半3ハロンの平均は33秒7、上がり3ハロンの平均は34秒8で、前傾ラップになりやすい。だが一概に差し有利のレースではなく、年によっては前残りのこともある。ただし、近2年は差し馬が台頭。これは、京都競馬場改修による変則開催により、冬場から馬場が使われ続けている影響もある。荒れ馬場、重馬場となり差し馬にチャンスが回ってきている。

今年も週中から週末にかけ雨予報。展開も考えつつ、当日の馬場状態や馬場傾向をとらえていくことも必要といえるだろう。

■予想・分析③ 好走血統、不振な血統

好走している種牡馬は比較的ばらけるが、大きなくくりで見ると、ミスタープロスペクター系の活躍が目立つ。高いスピード、かつそのスピードの持続力に長けるミスタープロスペクター系が得意な舞台、レースと考えて良いだろう。

一方でサンデーサイレンス系が良くないわけではなく、昨年はゴールドアリュール産駒のナランフレグが勝利した。ダイワメジャー産駒やディープインパクト産駒の好走も目立っており、決してサンデーサイレンス系がマイナスとはいえない。それでもミスタープロスペクター系に分があるといったところだ。

■まとめ

今回の分析をまとめると……

  • スピードに加えてパワーのある馬が有利(急坂への対応力が必要)
  • ハイペースになりやすいが、必ずしも差し有利とはいえない(前傾ラップになりやすいが、前残りの年もあり、総合力が問われやすい)
  • ミスタープロスペクター系が有利(父非サンデーサイレンス系が好走している傾向にあるが、サンデーサイレンス系が不利というわけではない)

高松宮記念に限らず、中京芝1200mは波乱が起きやすい。裏を返せば、高配当が見込めやすいレースといえる。今週末はドバイワールドカップデーでもあり、競馬ファンにとっては国内海外ともに目が離せないレースが続く。まずは2023年JRAの初GⅠ・高松宮記念を当てて、良い2日間だったといえるようにしたいところだ。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。