【阪神JF2022】予想・分析。好走率の下がる3つの消し条件とは?

Sporting News Japan Staff

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2022年12月11日、阪神競馬場で阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ/芝1600m)が行われる。2歳女王決定戦にウンブライル、ドゥーラ、モリアーナ、ラヴェル、リバティアイランドらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。

予想して馬券を買う上で、できるだけ点数を絞った方が回収率に繋がっていく。どんな馬を「消し」にすればいいのか。消し条件を洗い出すことで、馬券に不要な馬を削り、狙いたい馬によりフォーカスを当てて馬券を買うことができるだろう。

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今回は阪神JFの消し条件について分析していく。

■【予想】過去の傾向分析①:血統面

このレースはミスタープロスペクター系の相性が良くない。大きくミスタープロスペクター系とくくった場合、過去10年で(1-2-0-26)だが、勝利したのは2012年ローブティサージュ(父ウォーエンブレム)。2着は2014年レッツゴードンキ(父キングカメハメハ)、2017年リリーノーブル(父ルーラーシップ)となっている。

過去5年ではミスタープロスペクター系の中で、馬券に絡んだのはリリーノーブルのみ。昨年2番人気だったステルナティーア(父ロードカナロア)は、7着に敗れた。サンデーサイレンス系、系統が異なってもサンデーサイレンスが含まれている種牡馬の産駒が強い。一方でミスタープロスペクター系には厳しいといえる。

また、ロベルト系も相性は悪く、過去10年で(1-0-0-13)。馬券に絡んだのは昨年勝利したサークルオブライフ(父エピファネイア)のみだ。ただし、今年までは阪神競馬場が10月から連続開催でのレースなので、例年以上にタフな馬場になる可能性がある。その場合はロベルト系の底力が発揮されるので、今年まではあまり軽視しない方が良いだろう。

■【予想】過去の傾向分析②:キャリア

2歳重賞は、キャリアは浅い方が有利な傾向にあるが、このレースも例に漏れない。過去10年でキャリア4戦の馬は(0-2-0-30)、キャリア5戦以上は(0-0-0-23)。4戦になると勝ち切れず、5戦以上になると馬券圏内もない。

また、新馬戦勝利して挑んだ、キャリア1戦の馬は(0-0-1-13)。こちらは逆にキャリアの浅さが如実に出ている成績といえる。狙うのはキャリア2戦か3戦の馬で、それ以外はキャリア4戦の馬も含めて思い切って消しても良いだろう。

■【予想】過去の傾向分析③:前走距離

各馬さまざまなレースから2歳女王を狙うが、距離延長組の成績は(4-2-4-76)に対して、距離短縮組は(2-1-0-9)。勝ち馬の数でいえば距離延長組だが、率でいえば距離短縮組の方が成績は良い。

まず、距離短縮組なのだが、距離延長で絡んだほとんどが前走京王杯2歳ステークス(GⅡ)かファンタジーステークス(GⅢ)。1勝クラス(旧500万円以下)で絡んだのは2013年8番人気3着のフォーエバーモア(前走サフラン賞・東京芝1400m)と、2014年5番人気1着ショウナンアデラ(前走からまつ賞・東京芝1400m)のみ。近5年は1頭も絡んでいない。

2022年で東京芝1400mの1勝クラスの特別戦はなく、重賞組ではないと距離延長組では厳しいといえる。

また、距離短縮組であるが、馬券で絡んだのは2013年5番人気1着レッドリヴェール(前走GⅢ・札幌2歳ステークス)、2016年1番人気1着ソウルスターリング(前走オープン・アイビーステークス)、2018年2番人気1着クロノジェネシス(前走同レース)の3頭。現在リステッドのアイビーステークスがあるので、必ずしも重賞でなくともよいが、未勝利や1勝クラスを経て挑んだ組は厳しいといえるだろう。

これらのデータに該当している馬が直ちに「消し」というわけではないが、注意は必要だ。消しデータをかき消すほど能力が抜きん出ていると判断するか、好走条件に合致しているかを見極めて馬券の購入につなげていく必要がありそうだ。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。