【関屋記念2022】枠順と出走馬が確定!過去の傾向は?データから考察

Sporting News Japan Staff

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2022年8月14日、新潟競馬場で関屋記念(GⅢ/芝1600m)が行われる。JRAは開催に先立ち、出走馬と枠順を発表。イルーシヴパンサー、ダノンザキッド、スカイグルーヴ、ウインカーネリアン、ザダルらの出走が確定した。

今回は発表された出走予定馬と枠順・馬番を確認していく。

さらに過去10年の枠順データから、有利な枠、不利な枠の傾向を導き出していく。果たしていい枠を引いた馬は? 反対に枠順に恵まれなかった有力馬はいるのか?

■2022年:関屋記念の出走馬・枠順

※枠・馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 厩舎
1枠1番 イルーシヴパンサー 牡4 ┃ 56kg 岩田望来 (美)久保田貴士
2枠2番 エアファンディタ 牡5 ┃ 56kg 田辺裕信 (栗)池添学
3枠3番 ゴールデンシロップ 牡4 ┃ 56kg M.デムーロ (美)木村哲也
3枠4番 ザダル 牡6 ┃ 58kg 戸崎圭太 (美)大竹正博
4枠5番 リアアメリア 牝5 ┃ 54kg 菅原明良 (栗)中内田充正
4枠6番 シュリ 牡6 ┃ 57kg 津村明秀 (栗)池江泰寿
5枠7番 スカイグルーヴ 牝5 ┃ 54kg C.ルメール (美)木村哲也
5枠8番 ダノンザキッド 牡4 ┃ 57kg 川田将雅 (栗)安田隆行
6枠9番 エンデュミオン 牡5 ┃ 56kg 秋山真一郎 (栗)清水久詞
6枠10番 ワールドバローズ 牡4 ┃ 56kg 和田竜二 (栗)石坂公一
7枠11番 ディヴィーナ 牝4 ┃ 54kg 武豊 (栗)友道康夫
7枠12番 ウインカーネリアン 牡5 ┃ 57kg 三浦皇成 (美)鹿戸雄一
8枠13番 レッドライデン 牡5 ┃ 56kg 吉田豊 (美)鹿戸雄一
8枠14番 ピースワンパラディ 牡6 ┃ 56kg 柴田善臣 (美)大竹正博

■過去の枠順傾向は?

枠番:着別度数|勝率 連対率 複勝率

1枠:1- 0- 1-16/18|5.6% 5.6% 11.1%

2枠:1- 1- 2-15/19|5.3% 10.5% 21.1%

3枠:1- 0- 2-16/19|5.3% 5.3% 15.8%

4枠:0- 2- 1-16/19|0.0% 10.5% 15.8%

5枠:0- 0- 2-18/20|0.0% 0.0% 10.0%

6枠:0- 2- 1-17/20|0.0% 10.0% 15.0%

7枠:4- 2- 1-18/25|16.0% 24.0% 28.0%

8枠:3- 3- 0-19/25|12.0% 24.0% 24.0%

過去10年の傾向を見ると、全ての枠が馬券対象になっているが、中でも外枠の成績が優秀だ。内枠の成績も悪くないが、4~6枠の成績の不振が若干目立つ。7~8枠は過去10年で12頭の連対馬がいるが、毎年必ず連に絡んでおり、外枠が有利な枠順といえる。

人気別では過去10年で1番人気の複勝率が80%、10番人気以下の馬が1度も馬券に絡んでいない。人気サイドが優勢なレースのため、上位人気が予想される馬が外枠を引いたら逆らわない方が良いだろう。

枠の影響が強いレースだけに、馬の枠順と実力を総合的に見て判断したい。

まとめると以下のような傾向がある

  • 外枠(7~8枠)有利
  • 中枠(4~6枠)が若干不利
  • 人気サイドの成績が優秀

■2022年のレース展望、枠順考察

今年は前走でGⅠの安田記念を使ったイルーシヴパンサー、ダノンザキッドが人気の中心が予想される。イルーシヴパンサーは1枠1番、ダノンザキッドは5枠8番を引いた。

最内枠を引いたイルーシヴパンサーの武器は末脚だが、脚質を考えると展開の影響を受けやすい1枠は不利な枠といえる。

逆にダノンザキッドの5枠は過去の実績からは若干不利といえるが、マイルでの実績は今回のメンバーでは抜けている。実力を考えると枠順による影響は少ないだろう。

上位人気が予想される馬の中で外枠を引いたのが、7枠12番のウインカーネリアンだ。この馬は現在2連勝中。重賞未勝利馬だが、枠順からは押さえておきたい。今回は有利な枠順を引いたことで、初重賞制覇も期待される。

枠順から面白いのは7枠11番を引いたディヴィーナか。前走GⅠ・ヴィクトリアマイルでは11着と大敗したが、この時の時計は悪くない。今回はGⅢかつ好枠を引いたことで、好走が期待される。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。