2022年8月14日、新潟競馬場で関屋記念(GⅢ/芝1600m)が行われる。JRAの発表によると、4連勝で今年の東京新聞杯(GⅢ)を制し、前走の安田記念(GⅠ)では1番人気に支持されたイルーシヴパンサー、メンバー中唯一のGⅠ馬であるダノンザキッド、京都牝馬S(GⅢ)、京王杯スプリングC(GⅡ)で連続して2着に入っているスカイグルーヴらが出走を予定。15頭が出走登録を行っている。
今回は関屋記念の登録馬から勢力図を考察。予想オッズの上位となり人気を集めそうな有力馬を中心に、レースを展望していく。
■2022年関屋記念の展望・人気・予想
まず注目されるのはイルーシヴパンサーだ。
昨年6月の1勝クラスから破竹の4連勝で東京新聞杯を制し、一気に重賞タイトルまで駆け上がった。前走の安田記念ではGⅠ馬たちを退け1番人気に支持。レースは最後方から上がり最速の脚で伸びてくるも8着に敗れたが、1着のソングラインとは0秒2差とGⅠでも力のあるところは見せた。左回りは(5-1-0-1)。前走以外は全て連対している戦績も、人気の中心が予想される要因だ。
実績馬ダノンザキッドも人気が予想される。
2歳時にホープフルステークスを制し、昨年のマイルチャンピオンシップでは3着に入るなど、GⅠでの実績も十分。ホープフルSから1年半以上勝利がないが、強いメンバーと対戦してきたこともあり、今回のメンバー構成では勝ち負け必至だ。ここを勝って賞金を加算し、秋のGⅠ参戦を狙う。
良血馬スカイグルーヴにも注目が集まる。
スカイグルーヴの母アドマイヤセプターは、牡馬クラシック2冠馬で今年産駒が大活躍しているドゥラメンテの全妹。エアグルーヴの牝系だ。今年は重賞を2戦して、どちらも2着に入っている。鞍上は今週から復帰予定のC.ルメール騎手。(2-4-0-1)と好相性のルメール騎手と初重賞制覇を狙う。
以下、サマーマイルシリーズ第1戦の米子ステークス(L)を勝利したウインカーネリアンやGⅠ2勝のヴィルシーナの仔・ディヴィーナ、左回りの重賞を2勝しているザダルら、秋のGⅠ戦線を狙う古馬勢が集結した。
■関屋記念の日程、競馬場、コース
2022年8月14日(日曜) 3回新潟2日
第57回関屋記念GⅢ
条件:3歳以上 オープン(国際)(特指)別定
コース:1,600メートル(芝・左 外)
本賞金:4100,1600,1000,620,410万円
■関屋記念の出走予定登録馬一覧
※馬名、負担斤量、性齢、調教師名
イルーシヴパンサー 56.0 牡4 久保田 貴士(美浦)
ウインカーネリアン 57.0 牡5 鹿戸 雄一(美浦)
エアファンディタ 56.0 牡5 池添 学(栗東)
エクスパートラン 56.0 牡7 小崎 憲(栗東)
エンデュミオン 56.0 牡5 清水 久詞(栗東)
ゴールデンシロップ 56.0 牡4 木村 哲也(美浦)
ザダル 58.0 牡6 大竹 正博(美浦)
シュリ 57.0 牡6 池江 泰寿(栗東)
スカイグルーヴ 54.0 牝5 木村 哲也(美浦)
ダノンザキッド 57.0 牡4 安田 隆行(栗東)
ディヴィーナ 54.0 牝4 友道 康夫(栗東)
ピースワンパラディ 56.0 牡6 大竹 正博(美浦)
リアアメリア 54.0 牝5 中内田 充正(栗東)
レッドライデン 56.0 牡5 鹿戸 雄一(美浦)
ワールドバローズ 56.0 牡4 石坂 公一(栗東)
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