【関屋記念2022】予想・分析! コースやレースラップ、好走血統の特徴は?

Sporting News Japan Staff

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2022年8月14日、新潟競馬場で関屋記念(GⅢ/芝外回り1600m)が行われる。夏の新潟で行われる、長い直線を使ったマイル重賞は、様々な脚質の馬が活躍する傾向にある。

過去には、その長い直線を目いっぱいに使って追い込んだ馬の活躍も多いが、2017年はマルターズアポジーが逃げ切り勝ち。夏競馬とあって、勢いのある馬の活躍も目立つ。

今回は関屋記念が行われるコースの特徴、レースラップの特徴、さらに過去の好走血統について分析していく。

■予想・分析① コースの特徴

新潟の芝1600mは外回りコースで行われる1ターンのレースである。向こう正面からスタートし、最初のコーナー(3コーナー)までの距離が548mと長い。向こう正面途中から3コーナー中間まで上り坂で、そこから徐々に下っていく。

直線の長さは659mと日本一長い直線コースが、新潟外回りのレースの大きな特徴だ。直線残り300mあたりからは完全に平坦となる。

■予想・分析② レースラップの特徴

最初の2ハロン目は速くなりやすく、10秒台になる年も珍しくない。コースの形状から、前半はハイペースになりやすく、このレースにおいても同様なのが特徴だ。

他のレースならば、3、4コーナーでペースは緩む。ただ、このレースは重賞ということもあり、道中も11秒台のラップで刻んでいくことが主である。先行馬にとっては息を入れにくいレースになりやすいといえるだろう。

そして、長い直線を迎える。直線の追い比べから、最後から2ハロン目で再び10秒台を計測することもあり、トップスピードの高さが求められるレースといえるだろう。

■予想・分析③ 好走血統、不振な血統

トップスピードの速さを武器とする馬が多いディープインパクト産駒が4勝を挙げている。産駒数は減ってきたが、もし出走があった場合は注目しておきたいところだ。

反対にダイワメジャー産駒は(0-0-0-5)と、一度も馬券に絡んでいない。同じサンデーサイレンスの系種牡馬だが、ディープインパクトと違いパワー型の馬が多いのがダイワメジャー産駒の特徴。レースラップやコース的に合わないのだろう。

また、マイル以下のレースで好成績を上げているロードカナロア産駒だが、関屋記念では(0-1-0-5)と一度しか馬券に絡んでいない。過信は禁物といえるだろう。

■まとめ

今回の分析をまとめると……

  • 序盤はハイペースになりやすく、直線は長くて平坦(直線のトップスピードが必要)
  • コーナーでもペースが落ち着きにくい(緩まないペースへの対応力が必要)
  • ディープインパクト産駒の成績が抜けて良い(トップスピード、瞬発力に長けた産駒の成績が良い)

新潟巧者や、夏になって調子の良い馬が活躍する傾向にあるレース。脚質問わず活躍馬が生まれているが、直線の長いコースであるため、上がりの脚を使える馬の優位性が高まる傾向にある。今年はどんな直線になるだろうか。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。