2022年10月23日、阪神競馬場で菊花賞（GⅠ／芝3000m）が行われる。今回は週中時点での人気・オッズの予想を展望していく。アスクビクターモア、ガイアフォース、ジャスティンパレス、ヴェローナシチー、ドゥラドーレスらが出走を予定しているが、果たしてどの馬が人気上位に支持されるのだろうか？
各馬の実績やポテンシャル、血統構成などから気になるオッズを考察していく。
■菊花賞の日程、競馬場・コース
2022年10月23日（日曜） 4回阪神7日
第83回菊花賞GⅠ
3歳オープン（国際）牡・牝（指定）馬齢 コース：3,000メートル（芝・右）
■最新予想オッズ・想定人気
1番人気 アスクビクターモア 2.9倍
2番人気 ガイアフォース 2.9倍
3番人気 ジャスティンパレス 6.2倍
4番人気 ヴェローナシチー 11.7倍
5番人気 ドゥラドーレス 13.8倍
6番人気 ボルドグフーシュ 15.2倍
7番人気 ディナースタ 19.7倍
8番人気 プラダリア 20.3倍
9番人気 ヤマニンゼスト 30.5倍
10番人気 セレシオン 32.0倍
11番人気 フェーングロッテン 34.2倍
12番人気 セイウンハーデス 65.8倍
13番人気 マイネルトルファン 97.1倍
14番人気 ビーアストニッシド 97.7倍
15番人気 アスクワイルドモア 98.9倍
16番人気 インプレス 99.6倍
17番人気 ボーンディスウェイ 155.6倍
18番人気 ポッドボレット 174.9倍
19番人気 ジェンヌ 229.2倍
20番人気 レッドバリエンテ 232.6倍
21番人気 タイムオブフライト 278.6倍
22番人気 シホノスペランツァ 294.5倍
23番人気 シェルビーズアイ 312.3倍
■オッズ・人気予想考察
日本ダービー3着馬のアスクビクターモア、セントライト記念（GⅡ）を制したガイアフォースの人気が拮抗している。
アスクビクターモアは前走セントライト記念でガイアフォースに惜しくも敗れたが、ダービー3着、弥生賞（GⅡ）勝ちの実績はメンバー中最上位と言えるだろう。昨年はディープインパクトの血を持つ馬が2～5着に入線。このレースとの相性が良い。さらに母系は欧州血脈で、母父Rainbow Questは天皇賞（春）（GⅠ）を制したサクラローレルの父。距離が延びて力を発揮することが推察される。春のクラシックホースが不在の菊花賞。出走馬中ダービー最先着馬の同馬が、最後の一冠を制する可能性は十分にある。
ガイアフォースは上述のセントライト記念で、アスクビクターモアとの長い叩き合いを制し、重賞初勝利を飾った。昨年の菊花賞でセントライト記念組は1、2着に好走。同じ右回り、急坂コースの経験が活かされていると考えられる。父キタサンブラックはセントライト記念を勝利し、菊花賞で初めてGⅠを勝利した。父の同じ足跡をたどり父仔制覇なるか、期待が高まっている。
ジャスティンパレスも有力馬の1頭だ。
同馬もディープインパクト産駒で、半兄にアイアンバローズがいる血統。その兄はGⅡのステイヤーズステークスと阪神大賞典で2着に入り、天皇賞（春）でも5着と芝3000m以上のレースで活躍している。血統背景から長距離適性は高いと考えられる。前走・神戸新聞杯は前目の競馬で、直線では後続を突き離して圧勝劇を演じた。皐月賞、ダービーで9着と春は結果を残せなかった。最後の一冠で春の悔しい思いを晴らしたいところだろう。
ヴェローナシチーは1勝馬ながらも、京都新聞杯（GⅡ）2着、京成杯（GⅢ）3着と重賞で好走歴がある。父はエピファネイア。2013年の菊花賞馬で、昨年産駒が2、3着と好結果を残している。昨年12月の未勝利戦から今年5月の白百合ステークス（L）まで約1ヵ月の間隔で使われていた。5着に敗れた前走・神戸新聞杯は休み明けの一戦。叩いて上昇することが見込まれる。
以下、5戦連続で上がり3ハロン最速の末脚を繰り出しているドゥラドーレス、神戸新聞杯で出遅れながらも鋭い末脚を見せ3着に入ったボルドグフーシュ、札幌芝2600m戦を連勝したディナースタ、青葉賞（GⅡ）を制し、ダービーで5着に入ったプラダリアらが続く形である。
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