【紫苑S2022】予想・分析。好走率60%、回収率約150%の条件とは?

Sporting News Japan Staff

【紫苑S2022】予想・分析。好走率60%、回収率約150%の条件とは? image

2022年9月10日、中山競馬場で紫苑ステークス(GⅢ/芝2000m)が行われる。スタニングローズ、サークルオフライフ、ライラック、サウンドビバーチェ、サンカルパらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。

今回は紫苑Sの好走条件について分析していく。

予想して馬券を買う上で、軸馬の選定は欠かすことのできない要素だ。どんな馬を軸馬にすればいいのか。好走条件を紐解いていくことで、期待値の高い馬が見えてくる。

■【予想】過去の傾向分析①:人気

紫苑Sは2016年からGⅢに格上げされたが、OP特別時代や2014年の新潟開催を含め、過去10年で11番人気以下に指示された馬は、全部で71頭。馬券に絡んだのは、2021年のミスフィガロのみだ。

直近2年では10、12番人気の馬が馬券に絡み、高配当となっているが、重賞に格上げされて以降は、全体的に順当な結果が続いていることからも、馬券の中心となる馬は、最低でも10番人気以内の馬から選ぶのがよさそうだ。

※以降のデータはすべて11番人気以下の人気薄を除外して集計。10番人気以内にのみ絞って考察

■【予想】過去の傾向分析②:厩舎&騎手

過去10年の開催では関東馬の成績が(8-7-6-47)。複勝率は30%だ。一方で関西馬は(1-2-2-17)複勝率22%。関西よりも関東馬の活躍が目立つ。同様に騎手も美浦所属騎手の成績が栗東所属騎手の成績を若干上回っており、基本的には関東有利のレースと考えて良いだろう。

ただ面白いのが、関西馬&関東所属騎手、または関東馬&関西所属騎手といったように、騎手と調教師の所属が異なるケースの成績が優秀となっている点だ。

具体的には、関東馬に関西所属騎手が騎乗した場合の成績は(2-2-1-7)複勝率41%、関西馬に関東騎手が騎乗した場合の成績は(0-1-2-5)複勝率37%。いずれも複勝率では全体の成績を上回っている。

厩舎と騎手の所属が異なるケースは、陣営の勝負掛かりの騎乗依頼の可能性が高く、このケースに該当する馬は確実に押さえておきたい。

■【予想】過去の傾向分析③:枠順

過去10年で2枠は一度も馬券に絡んだ馬がいない。

紫苑Sは2007年から芝2000mで開催されているが、2枠で馬券に絡んだのは2007年の2頭を最後に、1頭も馬券に絡んでいないことからも不利な枠と考えることができる。

2枠を引いた馬は枠順から不利になると考え、無条件で消しても良いだろう。

■【予想】過去の傾向分析④:前走人気

紫苑Sでは前走5番人気以上に指示された馬と、それ以外の馬とで成績に差がある。前走の人気にも注目したい。

具体的には前走で5番人気以上に指示された馬の成績は(7-5-5-34)複勝率33%だが、6番人気以下に指示された馬の成績は(2-4-3-31)複勝率22%。複勝率に10%以上の差がある。

前走で人気薄の馬よりも、前走5番人気以上に指示された人気馬が狙い目といえる。

■過去の好走条件、すべてに該当する馬の成績は?

他にも「半年以上の休み明け」や「当日の馬体重の増減プラス・マイナス20キロ以上」といった好走率がぐんと下がる項目に該当している馬を除外。すると上記の好走条件にすべて合致する馬の成績は……

(3-1-2-4)
勝率30% 複勝率60%
単勝回収率112% 複勝回収率188%

非常に優秀な成績となっている。

今年もこれらの項目に該当する馬は要注意。軸馬、穴馬として一考の余地がありそうだ。すべて該当していなくとも、複数該当していれば注目してみてみるのがいいかもしれない。

▶競馬を観るならDAZNで。スマホやTVでスポーツをいつでも楽しもう

Sporting News Japan Staff

Sporting News Japan Staff Photo

日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。