【秋華賞2023】出走予定馬が発表! 予想オッズの上位、人気の中心となる出走馬は?

Sporting News Japan Staff

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2023年10月15日、京都競馬場で秋華賞(GⅠ/芝2000m)が行われる。JRAの発表によると、クイーンステークスを勝利したドゥーラ、オークス2着のハーパー、ローズステークスを勝利したマスクトディーヴァ、紫苑ステークスを勝利したモリアーナ、圧倒的なパフォーマンスで牝馬2冠を達成したリバティアイランドらが出走を予定。23頭が出走登録を行っている。

今回は秋華賞の登録馬から勢力図を考察。予想オッズの上位となり人気を集めそうな有力馬を中心に、レースを展望していく。

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■2023年秋華賞の展望・人気・予想

2冠牝馬リバティアイランドが牝馬3冠に挑む。

前走のオークス(GⅠ)ではレース前輸送で事故渋滞に巻き込まれるアクシデントもありながら、レースではいつもより前目で折り合い、直線は難なく抜け出して6馬身差の圧勝を収めた。夏は休養に充て、パワーアップ。帰厩後は順調に調整されている。

京都芝2000mという舞台は先行有利で、紛れが起きやすい。以前は3冠をかけて挑んだ断然人気のブエナビスタが敗れる波乱もあった。ただ、オークスでは先行してレースができ、それでいて6馬身差。牡馬含めても世代トップが謳われている馬でもあり、3冠ですら通過点になりそうだ。

リバティアイランドと同じく、オークスから直行でハーパーが秋華賞に臨む。リバティアイランドの3冠に待ったをかけるか。

桜花賞は距離不足もあり4着に敗れたが、距離が伸びたオークスでは2着に好走した。ただし、リバティアイランドとの差はオークス時点で6馬身差。この差はなかなか埋めがたい。だがこの馬は成長力があることで知られるハーツクライ産駒。夏を経て成長できていれば、オークスの差を埋めてくるかもしれない。

ローズS(GⅡ)勝ち馬マスクトディーヴァが、上がり馬の勢いで一気に突き抜けるか。

新馬戦は同日に行われた、シャザーンが勝ったレースよりも好時計をマークしての勝利。シャザーンは後のセントライト記念(GⅡ)3着馬。素質は新馬戦の頃から見込まれていた。忘れな草賞はキャリアのなさが露呈し7着に敗れたが、自己条件の1勝クラスをきっちり勝利。その後は休養に充ててローズSに挑んだ。そのローズSは中盤から一気の差し脚を見せて、芝1800mの世界レコードタイムでの勝利。一気に秋華賞の上位候補まで躍り出た。前走が外回りで鮮やかな末脚を発揮しており、内回りになるのは微妙だが、前走のようにスムーズならアッと驚くような場面があってもおかしくない。

紫苑S(GⅢ)で豪脚を発揮したモリアーナが、秋華賞も豪脚を発揮するか。

2歳時から人気には推されていたが、なかなか重賞勝ちまではいかなかったモリアーナ。春のGⅠでも惜しいレースが続いたが、前走の紫苑Sでは、道中ほぼ最後方の位置から直線で一気の脚を見せて、先に抜け出したヒップホップソウルを差し切り。待望の重賞勝利を飾った。休み明けでエンジンがなかなかかからなかったが、強烈な末脚を繰り出した。それを引き出したベテラン横山典弘騎手もお見事といえる騎乗。継続騎乗の秋華賞でも、良馬場ならこの馬が浮上してもおかしくない。

クイーンS(GⅢ)勝ち馬ドゥーラが、十分な間隔を空けて挑んでくる。

札幌2歳ステークス(S)勝ち馬。その後マイル3戦は距離短縮の影響からか、見せ場なく敗れた。オークスでは15番人気と全く人気がなかったが、それに反発する走りで、2着にクビ差の3着に好走。前走クイーンS(GⅢ)では51㎏という斤量や、札幌芝巧者と条件がそろい、2017年のアエロリット以来となる3歳馬による勝利を収めた。その時に大きく減った馬体重が懸念点。秋華賞では少しでも増えていてほしいところだ。

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■秋華賞の日程、競馬場、コース

2023年10月15日(日曜) 2回京都5日目
第28回秋華賞GⅠ
3歳オープン(国際)牝(指定)馬齢
コース:2,000メートル(芝・右)
本賞金:11000,4400,2800,1700,1100万円

■秋華賞の出走予定登録馬一覧

エミュー 55.0牝3和田正一郎(美浦)
キタウイング 55.0牝3小島茂之(美浦)
キミノナハマリア55.0牝3千田輝彦(栗東)
グランベルナデット55.0牝3大竹正博(美浦)
コナコースト 55.0牝3清水久詞(栗東)
コンクシェル 55.0牝3清水久詞(栗東)
シランケド 55.0牝3牧浦充徳(栗東)
シンリョクカ 55.0牝3竹内正洋(美浦)
ソレイユヴィータ55.0牝3杉山晴紀(栗東)
ドゥアイズ 55.0牝3庄野靖志(栗東)
ドゥーラ 55.0牝3高橋康之(栗東)
ハーパー 55.0牝3友道康夫(栗東)
ヒップホップソウル55.0牝3木村哲也(美浦)
ピピオラ 55.0牝3武幸四郎(栗東)
フェアエールング55.0牝3和田正一郎(美浦)
フェステスバント55.0牝3藤岡健一(栗東)
マスクトディーヴァ55.0牝3辻野泰之(栗東)
マラキナイア 55.0牝3吉岡辰弥(栗東)
ミシシッピテソーロ55.0牝3畠山吉宏(美浦)
ミタマ 55.0牝3上村洋行(栗東)
モリアーナ 55.0牝3武藤善則(美浦)
ラヴェル 55.0牝3矢作芳人(栗東)
リバティアイランド55.0牝3中内田充正(栗東)

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。