2022年10月16日、阪神競馬場で秋華賞（GⅠ／芝2000m）が行われる。今回は週中時点での人気・オッズの予想を展望していく。スターズオンアース、スタニングローズ、アートハウス、ナミュール、ウォーターナビレラらが出走を予定しているが、果たしてどの馬が人気上位に支持されるのだろうか？
各馬の実績やポテンシャル、血統構成などから気になるオッズを考察していく。
■秋華賞の日程、競馬場・コース
2022年10月16日（日曜） 4回阪神5日
第27回秋華賞GⅠ
3歳オープン（国際）牝（指定）馬齢 コース：2,000メートル（芝・右）
■最新予想オッズ・想定人気
1番人気 ：スターズオンアース 2.1倍
2番人気：スタニングローズ 4.3倍
3番人気 ：アートハウス 5.2倍
4番人気：ナミュール 5.3倍
5番人気 ：ウォーターナビレラ 25.0倍
6番人気 ：プレサージュリフト 32.7倍
7番人気 ：ライラック 32.9倍
8番人気 ：エリカヴィータ 41.5倍
9番人気 ：ピンハイ 43.3倍
10番人気：サウンドビバーチェ 46.2倍
11番人気：ウインエクレール 62.5倍
12番人気：エグランタイン 65.9倍
13番人気：ストーリア 73.8倍
14番人気：ルージュラテール 116.6倍
15番人気：エリオトローピオ 134.5倍
16番人気：パーソナルハイ 170.0倍
17番人気：ブライトオンベイス 174.8倍
18番人気：メモリーレゾン 210.9倍
19番人気：タガノフィナーレ 244.6倍
20番人気：ビジン 265.8倍
21番人気：モチベーション 339.4倍
22番人気：ラブパイロー 381.7倍
■オッズ・人気予想考察
牝馬三冠を狙うスターズオンアースが人気の中心だ。
今年に入り重賞で好走していたものの勝ち切れないレースが続いたことから、一冠目の桜花賞（GⅠ）は7番人気と伏兵扱いであった。その後、C.ルメール騎手が騎乗したオークス（GⅠ）では過去10年勝ち馬が出ていなかった8枠からの出走となり3番人気。しかし、外から直線で豪快に差し切り勝ちを収め、力の差をつけて牝馬二冠を達成する。今回は骨折明けの1戦であるが、牝馬三冠への期待は大きく、1番人気が予想されている。
オークス2着馬スタニングローズが三冠阻止の最大のライバルと目されている。
オークスでは10番人気の低評価で2着と好走。この人気は、桜花賞上位組との対戦がなく、フラワーカップ（GⅢ）からの休み明けであったことも影響したと考えられる。前走・紫苑ステークス（GⅢ）は馬体重プラス14kgでの出走で、逃げたサウンドビバーチェをクビ差かわして勝利。今年は4戦して3勝、2着1回と好成績だ。勝ち切る競馬ができており、前哨戦を叩いた上積みが見込まれることから、2番手に評価されていると推察される。
前哨戦のローズステークス（GⅡ）を制したアートハウスにも注目が集まる。
今回と同コースで行われた4月の忘れな草賞（L）では、好スタートから好位を追走。直線狭いところを割って入り、先頭に躍り出るとノーステッキで後続に3馬身差をつけて快勝した。この勝利とスターズオンアースで桜花賞を制した川田将雅騎手がこちらに騎乗したこともあり、オークスでは2番人気の支持を集めたが、結果は7着に敗れた。休養明けとなった前走ローズSでは、上がり馬サリエラらを退けて、重賞初勝利を果たす。忘れな草賞の強い内容や前哨戦を勝利した好調ぶりから人気を集めていると言えるだろう。
ナミュールは阪神ジュベナイルフィリーズと桜花賞の牝馬GⅠ2戦で1番人気に支持された。阪神JFは外枠から出遅れて、差し届かず4着。桜花賞は内を通った馬が3着までを独占したが、同馬は大外枠からの出走が響き、外々を回され10着に敗れた。オークスではこれまでのGⅠとは違い、内で我慢する競馬。直線では前が開き、上がり3ハロン2位の末脚で伸びて3着に好走した。競馬の幅が広がり、今回も好走を期待されている。
以下、桜花賞2着のウォーターナビレラ、オークス5着でクイーンカップ（GⅢ）の覇者プレサージュリフト、紫苑Sで3着に入ったライラック、フローラステークス（GⅡ）の勝ち馬エリカヴィータらが続く形である。
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