【皐月賞2023】予想・分析。好走率の下がる3つの消し条件とは?

Sporting News Japan Staff

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2023年4月17日、中山競馬場で皐月賞(GⅠ/芝2000m)が行われる。ソールオリエンス、タッチウッド、トップナイフ、ファントムシーフ、フリームファクシらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。

予想して馬券を買う上で、できるだけ点数を絞った方が回収率に繋がっていく。どんな馬を「消し」にすればいいのか。消し条件を洗い出すことで、馬券に不要な馬を削り、狙いたい馬によりフォーカスを当てて馬券を買うことができるだろう。

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今回は皐月賞の消し条件について分析していく。

■【予想】過去の傾向分析① 前走着順

クラシックレースにおいて前走着順は重要になりやすい。皐月賞では、前走2着以内の馬の成績が優秀。一方、前走6着以下の巻き返しは過去10年で例がない。(0-0-0-25)という数字が示すとおりだ。

過去10年、前走6着以下から皐月賞に進んだ馬はいずれも二桁人気であった。皐月賞は荒れることもあるが、前走6着以下の巻き返しはデータ的にないので、消しと考えて良いだろう。

■【予想】過去の傾向分析② 前走場所

皐月賞からのステップで使われるレースは、トライアルレースの弥生賞とスプリングステークス(ともに中山・GⅡ)、若葉ステークス(阪神・L)がある。他では、共同通信杯(東京・GⅢ)や毎日杯(阪神・GⅢ)、年末のホープフルステークス(中山・GⅠ)。基本的には中央4場の重賞やトライアルレースから出走することが多い。

そのため、必然的に中央4場以外から出走してきた馬は厳しいレースになりやすい。中央4場以外で出走が多いのは前走中京だが、これも(0-0-0-5)。厳しいレースになりやすいといえる。京都競馬場の改修工事に伴い、近年はきさらぎ賞(GⅢ)が前走中京のレースとなりやすい。前走きさらぎ賞組が悪いとは言えないのだが、前走中京組の成績が厳しいので注意が必要だ。

■【予想】過去の傾向分析③ 前走レース

前走ローテで相性の悪いレースはすみれステークス(L)だ。

過去10年で(0-0-0-10)で1頭も馬券に絡んでいない。皐月賞はスピードが求められやすいが、すみれSは2200mと少し長めの距離なので適性が異なる。そのため、すみれSで好走しても、皐月賞の流れに乗れずに敗退というのが例年のパターンだ。

毎年穴で期待といわれていることが多いが、惑わされることなく消しで良いだろう。

これらのデータに該当している馬が直ちに「消し」というわけではないが、注意は必要だ。消しデータをかき消すほど能力が抜きん出ていると判断するか、好走条件に合致しているかを見極めて馬券の購入につなげていく必要がありそうだ。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。