2022年10月9日、東京競馬場で毎日王冠(GⅡ/芝1800m)が行われる。今回は週中時点での人気・オッズの予想を展望していく。サリオス、レイパパレ、ダノンザキッド、ポタジェ、ノースブリッジらが出走を予定しているが、果たしてどの馬が人気上位に支持されるのだろうか?
各馬の実績やポテンシャル、血統構成などから気になるオッズを考察していく。
■毎日王冠の日程、競馬場・コース
2022年10月9日(日曜) 4回東京2日
第73回毎日王冠GⅡ
3歳以上 オープン(国際)(指定)別定 コース:1,800メートル(芝・左)
■最新予想オッズ・想定人気
1番人気:サリオス 2.9
2番人気:レイパパレ 3.2
3番人気:ダノンザキッド 5.4
4番人気:ポタジェ 6.3
5番人気:ノースブリッジ 6.6
6番人気:ジャスティンカフェ 13.3
7番人気:キングストンボーイ 17.7
8番人気:レッドベルオーブ 21.7
9番人気:キングオブコージ 43.4
10番人気:ハッピーアワー 206.0
■オッズ・人気予想考察
2020年に毎日王冠を制したサリオスが人気の中心だ。
3歳で挑んだ2年前の毎日王冠では、1.3倍の圧倒的1番人気に支持された。好位からレースを進め、上がり3ハロン最速の決め手を見せ、後続に3馬身差をつけて快勝。その後はGⅠ戦線を歩んできたが、勝ち星を挙げられていない。昨年の香港マイルでは初の海外GⅠで3着に好走。今年初戦の高松宮記念で初のスプリント戦に挑むも、馬場が悪化したことも影響し、見せ場なく15着だった。巻き返しを狙った前走・安田記念(GⅠ)ではD.レーン騎手を背に、勝ち馬とタイム差なしの3着。久しぶりのGⅡとなる今回は高メンバーが揃ったが、2年前の毎日王冠の再現が期待されている。今回は松山弘平騎手が鞍上の予定。
昨年の大阪杯でGⅠ初制覇したレイパパレも注目の1頭である。
今春は金鯱賞(GⅡ)2着を皮切りに、連覇を狙った大阪杯で2着に好走。久しぶりのマイル戦となった前走・ヴィクトリアマイル(GⅠ)では、発走直後につまずき落馬寸前でなんとかとどまった。好位にとりつくも、スタートでの不利が影響し直線では伸びを欠き12着に大敗。今回はそれ以来、約5カ月ぶりのレースとなる。芝1800mは2戦2勝。休み明けとなる一戦で前走からの巻き返しが期待される。
ダノンザキッドは戸崎圭太騎手との新コンビで挑む。
前走の関屋記念(GⅢ)は3着に敗れるも、中団から直線では上がり3ハロン(F)32秒6の脚で追い上げており、復調の兆しを見せた。同コースは、東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅢ)でタイトルホルダーを退けて勝利。主戦の川田将雅騎手はレイパパレに騎乗するため、戸崎騎手に乗り替わる。新コンビと久しぶりの勝利を目指す。
ポタジェは今年の大阪杯でGⅠ制覇を果たす。16戦中12戦が芝2000mでの出走。芝1800戦では(1-0-1-0)の成績を残しており、昨年の毎日王冠では3着に入っている。2016年に毎日王冠を制したルージュバックの半弟であり、血統背景からも同レースへの適性は高そうだ。この秋、GⅠ2勝目に向けて、好結果を残したいところだろう。
重馬場で行われた前走・エプソムカップ(GⅢ)で、重賞初制覇を飾ったノースブリッジ。先行力、スピードの持続力が高い馬で、前走はその良さが出たと言える。毎日王冠と同じコースで行われるエプソムCを制覇した馬は過去10年で7頭出走し、(2-1-1-3)と良績を挙げている。週末にかけ雨が続く予報が出ており、馬場が悪化すれば前走のような力強い競馬を見せることができると考える。
以下、3戦連続で上がり3F最速の末脚を見せているジャスティンカフェ、長期休養から復帰2戦目の関越ステークス(OP)で2着と好走したキングストンボーイらが続く形である。
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