2023年1月29日、東京競馬場で根岸S(GⅢ/ダート1400m)が行われる。レモンポップ、ギルデッドミラー、バトルクライ、テイエムサウスダン、ヘリオスらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。
今回は根岸Sの好走条件について分析していく。
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予想して馬券を買う上で、軸馬の選定は欠かすことのできない要素だ。どんな馬を軸馬にすればいいのか。好走条件を紐解いていくことで、期待値の高い馬が見えてくる。
■【予想】過去の傾向分析① 人気
根岸Sでは過去10年、当日11番人気以下だった馬は全部で57頭いるが、馬券に絡んだのは2015年アドマイヤロイヤル1頭のみだ。
当日10番人気だった馬は過去10年で3頭馬券に絡んでいるが、11番人気以下になると成績は大きく低下。極端な人気薄は割引が必要となる。
中心となる馬は、やはり最低でも10番人気以上の馬から選ぶのがよさそうだ。
■【予想】過去の傾向分析② 枠順
根岸Sで過去10年の枠順別成績では全ての枠で馬券に絡んでおり、一見すると枠順による不利はないように見える。
しかし馬番別に成績を見ると、フルゲート大外になる馬番16番の馬は9頭いて1頭も馬券に絡んでいない。馬番15番も、2016年モーニン1頭のみ。こちらは当日単勝1番人気に支持された実力馬だった。
このように根岸Sでは、フルゲートの多頭数による外枠は不利な傾向があることがわかる。今年はフルゲート16頭立てで行われるが、中心となる馬は8枠を引いた馬以外から選ぶようにしたい。
■【予想】過去の傾向分析③ 前走着順
また根岸Sでは、過去10年で2桁着順を含む前走4着以下に敗れた馬が、全部で11頭馬券に絡んでいる。前走大敗からの巻き返しも目立つように見える。
しかし、距離別に見ると前走1400m以下で4着以下に敗れた馬のうち、馬券に絡んだのは1頭のみ。前走4着以下から巻き返した馬の大半は、距離短縮組だ。
前走1400m以下のレースを使用していた場合は、基本的に直近の勢いが重要と考えられる。中心となる馬を前走1400m以下の組から選ぶ場合は、最低でも前走3着に入った馬から選びたい。
■【予想】過去の傾向分析④ レース間隔
最後に、根岸Sでは過去10年で馬券に絡んだ30頭中28頭は、前走から本番まで中4週以上間隔が空いており、複勝率は24%だ。
逆に前走から中3週以内で出走した馬は、42頭中2頭で複勝率は4%と苦戦傾向。レース間隔を見ると、中4週を境に成績に大きな差がある。
中心となる馬は、根岸S出走までのレース間隔が、中4週以上空いている馬から選ぶようにしたい。
■過去の好走条件、すべてに該当する馬の成績は?
他にも「当日の馬体重の増減プラス・マイナス20キロ以上」といった好走率がぐんと下がる項目に該当している馬を除外。すると上記の好走条件にすべて合致する馬の成績は……
(9-10-7-35)
勝率14% 複勝率42%
単勝回収率107% 複勝回収率113%
優秀な成績となっている。
今年もこれらの項目に該当する馬は要注意。軸馬、穴馬として一考の余地がありそうだ。すべて該当していなくとも、複数該当していれば注目してみてみるのがいいかもしれない。
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