【根岸S2023】予想・分析。好走率の下がる3つの消し条件とは?

Sporting News Japan Staff

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2023年1月29日、東京競馬場で根岸ステークス(GⅢ/ダート1400m)が行われる。ギルデッドミラー、テイエムサウスダン、バトルクライ、ヘリオス、レモンポップらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。

予想して馬券を買う上で、できるだけ点数を絞った方が回収率に繋がっていく。どんな馬を「消し」にすればいいのか。消し条件を洗い出すことで、馬券に不要な馬を削り、狙いたい馬によりフォーカスを当てて馬券を買うことができるだろう。

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今回は根岸Sの消し条件について分析していく。

■【予想】過去の傾向分析① 血統面

比較的どのタイプの種牡馬の産駒でも好走しており、顕著な有利不利のデータはないように見受けられる。ただ、条件を絞ると好走していない血統が出てくるものだ。フォーティナイナー系とキングカメハメハ系を含まないミスタープロスペクター系の成績が良くない。

フォーティナイナー系はスピードに長けており、キングカメハメハ系は東京ダートを得意としている。それ以外のミスタープロスペクター系がその要素はないとは言わないが、(0-0-0-17)といった成績だ。

これらに含まれる種牡馬は、ストーミングホームやスパイツタウン、アグネスデジタル。さらにエンパイアメーカーなどのファピアノ系、マイネルラヴなどのシーキングザゴールド系が該当する。

これらの種牡馬の産駒はこのレースと相性が悪いので、消しにしても良いだろう。また母父としても、スパイツタウンの父にあたるゴーンウエストが(0-0-0-4)なので、母父ゴーンウエストも消しで良いだろう。

■【予想】過去の傾向分析② 前走距離

GⅠ・フェブラリーステークスの前哨戦的な位置づけとなる根岸S。だが本番とは異なり1400mで行われるため、1200m以下が得意な馬も出走してくる。

ただ、このレースは距離短縮組の方が成績は良い。過去10年の距離延長組の成績は(2-2-1-41)で、いずれも前走カペラステークス(GⅢ)で3着以内に入った馬が馬券圏内に絡んでいた。つまり、前走がカペラSでも4着以下、またはそれ以外のレースで今回距離延長という馬は消しで良さそうだ。

■【予想】過去の傾向分析③ 脚質

ダートのレースは基本的に前有利とされているが、直線の長い東京競馬場で行われるためこのレースにおいては差し・追い込み馬が有利。上がり3ハロンのタイム上位の馬が、上位着順で入線しやすい傾向にある。

一方で逃げ馬は過去10年で1頭も馬券に絡んでいない。前走距離でも挙がったように、このレースは1200m以下のレースを得意とする馬も参戦してくるレース。スプリント戦でも前に行ける先行力で先行するものの、ペースが速くなったり、長い直線の影響もあったりで後続の格好の的となるパターンになりやすいということだ。

実際のレースにおいて、番手から粘り込みを狙う馬もいる。だが逃げると最後まで粘り切れないというのが、過去10年の傾向だ。逃げ馬の取り扱いには注意した方が良いだろう。

これらのデータに該当している馬が直ちに「消し」というわけではないが、注意は必要だ。消しデータをかき消すほど能力が抜きん出ていると判断するか、好走条件に合致しているかを見極めて馬券の購入につなげていく必要がありそうだ。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。