【東海S2023】予想・分析。好走率31%、回収率約110%の条件とは?

Sporting News Japan Staff

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2023年1月22日、中京競馬場で東海ステークス(GⅡ/ダート1800m)が行われる。ハギノアレグリアス、クリノドラゴン、オーヴェルニュ、ハヤブサナンデクン、アイアンバローズらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。

今回は東海Sの好走条件について分析していく。

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予想して馬券を買う上で、軸馬の選定は欠かすことのできない要素だ。どんな馬を軸馬にすればいいのか。好走条件を紐解いていくことで、期待値の高い馬が見えてくる。

■【予想】過去の傾向分析① 人気

過去10年、東海Sで当日単勝11番人気以下に支持された馬は全部で44頭いるが、馬券に絡んだのは3頭。しかし対象を5着以内に広げると8頭と、東海Sは人気薄の好走が目立つレースだ。

中心となる軸馬は上位人気から選びたいところだが、過去の傾向から下位人気を含め全ての馬にチャンスがあると考えてよいだろう。

■【予想】過去の傾向分析② 枠順

東海Sでは過去10年、9回の開催で当日1枠を引いた馬は全部で14頭いるが、1頭も馬券に絡んでいない。

中京ダート1800mは決して1枠が不利というわけではないが、このレースに限定すると、クラスや開催時期から、1枠は不利な可能性が高い。

中心となる馬は最内枠を除き、2~8枠に入った馬から選びたい。

■【予想】過去の傾向分析③ 前走

次に東海Sでは過去10年、前走から中2週、および連闘で走った馬は全部で19頭いるが、いずれも馬券対象外になっている。

そして、前走芝のレースを使用し、東海Sに出走した馬も過去10年で5頭。こちらも本番では全て馬券対象外だ。

中心となる馬は前走からのレース間隔が中3週以上の馬、さらには前走芝のレースを使っていない馬から選びたい。

■【予想】過去の傾向分析④ 前走人気

また過去10年の東海Sで、前走2桁人気にも関わらず馬券に絡んだ馬は7頭いる。基本的に前走の人気を問わず、馬券に絡む可能性があると考えてよいだろう。

ただし、前走条件クラスを走っていた馬に限ると、馬券に絡んだ馬は7頭全て前走で単勝1番人気に支持されていた。

前走条件クラスの馬を選ぶ際は、前走の人気にも注目。前走単勝1番人気に支持された馬から選ぶようにしたい。

■【予想】過去の傾向分析⑤ 馬体重

東海Sでは過去10年で当日馬体重が460㎏未満の馬は全部で5頭いるが、全て馬券対象外になっている。

ダートの重賞ではりある程度、馬体重が必要なことがデータから伺える。

中心となる馬は、最低でも当日馬体重460㎏以上の馬から選ぶようにしたい。

■【予想】過去の傾向分析⑥ 血統

最後に血統面だが、東海Sではナスルーラ系種牡馬が(0-0-1-16)と成績の不振が目立つ。

特に近年ダート界では、ナスルーラ系の中でも、パイロ、マジェスティックウォリアーに代表されるA.P.Indy系が活躍している。東海Sに限定すれば(0-0-1-12)だ。

中心となる馬は、ナスルーラ系種牡馬以外の父を持つ馬から選ぶようにしたい。

■過去の好走条件、すべてに該当する馬の成績は?

他にも「当日の馬体重の増減プラス・マイナス20キロ以上」といった好走率がぐんと下がる項目に該当している馬を除外。すると上記の好走条件にすべて合致する馬の成績は……

(9-9-8-58)
勝率10% 複勝率31%
単勝回収率53% 複勝回収率107%

優秀な成績となっている。

今年もこれらの項目に該当する馬は要注意。軸馬、穴馬として一考の余地がありそうだ。すべて該当していなくとも、複数該当していれば注目してみてみるのがいいかもしれない。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。