2023年1月22日、中京競馬場で東海ステークス(GⅡ/ダート1800m)が行われる。アイアンバローズ、オーヴェルニュ、クリノドラゴン、ハギノアレグリアス、ハヤブサナンデクンらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。
予想して馬券を買う上で、できるだけ点数を絞った方が回収率に繋がっていく。どんな馬を「消し」にすればいいのか。消し条件を洗い出すことで、馬券に不要な馬を削り、狙いたい馬によりフォーカスを当てて馬券を買うことができるだろう。
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今回は東海Sの消し条件について、京都競馬場開催の2020年を除いた過去9年間から分析していく。
■【予想】過去の傾向分析① 血統面
ゴールドアリュール系が強く、キングカメハメハ系が勝ち切れないといった血統の傾向に特徴のあるレース。消しデータを考えるならば、A.P. Indy系にスポットを当てた方が良いだろう。
現在日本でよく聞くA.P. Indy系は、パイロやマジェスティックウォリアー、シニスターミニスターなどの種牡馬が挙がる。ダートで強い種牡馬だが、このレースにおいてのA.P. Indy系の成績は(0-0-1-12)。唯一馬券圏内だったのは20115年3着のインカンテーションだ。ただし、その後の2年は上位人気だったものの、いずれも二桁着順に沈んだ。
A.P. Indy系の種牡馬の産駒が出走していても、食いつかない方が良さそうだ。
■【予想】過去の傾向分析② 枠番
1枠の成績が悪く、過去9年で1頭も馬券に絡んでいない。同じコースのチャンピオンズカップ(GⅠ)では1枠からの勝ち馬も出ているが、東海Sにおいては勝ち馬どころか、3着に入った馬すらいない。
フルゲートにならないと1頭しかいないため、出走数が少ないということもある。それでも2013年ハートビートソングが3番人気7着、2014年グレープブランデーが2番人気8着、2017年アスカノロマンが2番人気8着など、上位人気馬も馬群に沈んでいる。
平均人気は6.5番人気で、5枠と並んでトップタイ。にもかかわらず、平均着順は9.4着で、6枠と並んで最下位タイといった結果。6枠は連対馬が複数出ているが、1枠は3着以内がない。今年も1枠の馬は軽視で良さそうだ。
■【予想】過去の傾向分析③ 前走馬体重
ダートレースは大型馬が有利な傾向。ただし、前走時点で540㎏を超えた馬の成績は、(0-0-0-5)となる。当日馬体重が540㎏オーバーの馬の成績は(1-0-0-6)で、2014年のニホンピロアワーズが1番人気で勝利していた。
また、前走馬体重が460㎏未満だった馬は(0-0-0-7)で、当日馬体重460㎏未満の馬も(0-0-0-5)と純粋に良くない。前走馬体重は事前にわかるが、当日馬体重にも注目して、大きすぎたり小さすぎたりする馬は消しで良いだろう。
これらのデータに該当している馬が直ちに「消し」というわけではないが、注意は必要だ。消しデータをかき消すほど能力が抜きん出ていると判断するか、好走条件に合致しているかを見極めて馬券の購入につなげていく必要がありそうだ。
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