2023年2月5日、東京競馬場で東京新聞杯(GⅢ)/芝1600m)が行われる。インダストリア、ウインカーネリアン、ジャスティンカフェ、ナミュール、ピンハイらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。
予想して馬券を買う上で、できるだけ点数を絞った方が回収率に繋がっていく。どんな馬を「消し」にすればいいのか。消し条件を洗い出すことで、馬券に不要な馬を削り、狙いたい馬によりフォーカスを当てて馬券を買うことができるだろう。
今回は東京新聞杯の消し条件について分析していく。
■【予想】過去の傾向分析① 血統面
東京芝1600mのマイル重賞なので、ある程度人気種牡馬の産駒が好走している印象のこのレース。ただ、よく見てみると、意外な不振種牡馬も散見される。
それが、ロードカナロアとルーラーシップだ。
これらはどちらもキングカメハメハ系、ひいてはミスタープロスペクター系種牡馬。ロードカナロア産駒とルーラーシップ産駒は、いずれも産駒成績が(0-0-0-3)となっている。同じキングカメハメハ系でもトゥザグローリー産駒は(1-0-1-0)だが、これはどちらもカラテによるもの。キングカメハメハ産駒も(0-0-2-13)で、人気ほど好走できていない。
過去10年で馬券に絡んだミスタープロスペクター系はキングカメハメハ産駒とトゥザグローリー産駒のみで、あとは全滅。そのためいっそのこと、ミスタープロスペクター系を全消ししてみても面白いだろう。
■【予想】過去の傾向分析② 前走コース
様々な距離から出走馬が名を連ねているが、同距離の芝1600mのレースから出走してくる馬が多い。その中で落とし穴となるような前走コースがある。それは、中京芝1600mだ。
左回りのマイルは東京新聞杯と同じ条件だが、過去10年の成績は(0-0-0-8)。ほとんどが二桁人気だったが、2021年2番人気で出走したトリプルエースが7着に敗れた。人気馬でもこのローテーションは合わないのだろう。
ちなみに、過去10年のデータであるが、この中京芝1600mの成績は過去2年のもの。つまり、京都競馬場改修工事による開催替わりの影響で出てきたものである。ほとんどの馬が中京で行われた京都金杯(GⅢ)からの出走だ。必然的に京都金杯からのローテーションはマイナスとなり、消しローテに値するだろう。
■【予想】過去の傾向分析③ キャリア
様々な年齢やキャリアの馬が出走するレース。4歳馬が5勝を挙げている。勝ち星はないものの、7歳馬も過去10年で2度馬券圏内。キャリアでは、31戦以上の馬は(0-0-0-20)だ。ほとんどが高齢馬で、かつ人気はないのだが、2017年に4番人気だったマイネルアウラートが4着と、馬券に絡めなかった例もある。
キャリアが多い馬はすんなり消して、馬券の買い目をすっきりさせたいところだ。
これらのデータに該当している馬が直ちに「消し」というわけではないが、注意は必要だ。消しデータをかき消すほど能力が抜きん出ていると判断するか、好走条件に合致しているかを見極めて馬券の購入につなげていく必要がありそうだ。
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