【東京スポーツ杯2歳S2022】調教動画から診断! 最終追い切りの評価は?

Sporting News Japan Staff

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2022年11月19日、東京競馬場で東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅡ/芝1800m)が行われる。週中には美浦、栗東の各トレーニングセンターで出走予定馬たちが調教・最終追い切りを行った。

フェイト、ハーツコンチェルト、ダノンザタイガー、ドゥラエレーデ、タイセイクラージュらが出走を予定しているが、各馬はどんな状態にあるのか?実力が拮抗している重賞レースだけに、当週のコンディション、状態によって着順は入れ替わってくることが予想される。

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馬券を買う上でも各馬の状態は重要なファクターの一つ。今回は上位人気が予想される馬を中心に最終追い切りの様子を振り返っていく。

■最終追い切り動画

▼【フェイト】 矢作芳人厩舎

11月16日 栗東・坂路コース 良

4F52秒3 - 3F38秒0 - 2F24秒7 - 1F12秒7

評価:C

併せ馬。調教助手が騎乗し馬なりから終い重点の追い切りとなった。

走りに重さが残り休み明け感の強い仕上がりだ。新馬戦を圧勝した前走の追い切りと比較して数枚劣る印象で、メンバーレベルも上がる今回どこまでやれるか。人気ほど信頼しづらい仕上がりで思わぬ凡走も考えられそうだ。

▼【ハーツコンチェルト】 武井亮厩舎

11月16日 美浦・南ウッドチップコース 稍重

5F67秒0 - 4F52秒0 - 3F37秒6 - 1F11秒5

評価:B+

単走。調教助手が騎乗し馬なりから終い重点の追い切りとなった。

追われてからの反応鋭く好時計を記録。状態は良さそう。また2歳馬ながら馬体の造りが良く、他馬と比較しても成長が早い印象。休み明けであり前走からの上積みはあまり感じられないが、十分走れる態勢は整っている。

前走は圧巻のパフォーマンスで勝利したが、前走時ほどのパフォーマンスは発揮できそうな仕上がりで非常に期待できそうだ。

▼【ダノンザタイガー】 国枝栄厩舎

11月16日 美浦・南ウッドチップコース 稍重

5F66秒7 - 4F51秒4 - 3F37秒2 - 1F11秒9

評価:C

併せ馬。調教助手が騎乗し馬なりから終い重点の追い切りとなった。追われてからの反応が鈍く前走時と比較しても1枚劣る印象だ。

また2歳馬らしく幼い馬体で成長途上といったところか。重賞で一気の相手強化となる今回どれだけやれるか注目だ。

▼【ドゥラエレーデ】 池添学厩舎

11月16日 栗東・坂路コース 良

4F56秒6 - 3F40秒2 - 2F24秒9 - 1F11秒9

評価:D

単走。調教助手が騎乗し馬なりから終い重点の追い切りとなった。ヨレる癖があるのか終始右へヨレて走っており、初となる左回りは大きな割引が必要そうだ。

前走時と比較しても1枚劣る仕上がりで初の重賞挑戦となるが乗り越える課題の多いレースとなりそうだ。

▼【タイセイクラージュ】 矢作芳人厩舎

11月16日 栗東・坂路コース 良

4F52秒3 - 3F38秒4 - 2F25秒7 - 1F13秒2

評価:B

併せ馬。調教助手が騎乗し馬なりから終い重点の追い切りとなった。時計は平凡なものの追われてからの反応が良く状態は悪くなさそうだ。

上積みは感じられないものの、引き続き好調をキープ。前走4着と負けてしまったが、新馬戦の時に勝利した東京競馬場にコース替わりする点はプラスに働きそうで巻き返しに期待がかかる1頭だ。

■まとめ

今年の東京スポーツ杯2歳Sは例年同様に来年のクラシックを見据えた有力な2歳馬が集結した。

昨年の勝ち馬イクイノックスは同レースから皐月賞へ直行し2着に好走。次走の日本ダービーも2着に好走しクラシックで強い存在感を示した。また過去の勝ち馬には無敗の3冠馬コントレイルや、4年前のダービー馬ワグネリアン等、錚々たるメンバーが名を連ねている、まさに出世レースだ。

今年も同レースを制しクラシック路線を賑わす馬が現れるのか。今後を見据えた上で非常に楽しみなレースとなりそうだ。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。