【札幌2歳S2022】予想・分析。好走率45%、回収率約160%の条件とは?

Sporting News Japan Staff

【札幌2歳S2022】予想・分析。好走率45%、回収率約160%の条件とは? image

2022年9月3日、札幌競馬場で札幌2歳ステークス(GⅢ/芝1800m)が行われる。ブラストウェーブ、ダイヤモンドハンズ、シャンドゥレール、ドゥーラ、ドゥアイズらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。

今回は札幌2歳Sの好走条件について分析していく。

予想して馬券を買う上で、軸馬の選定は欠かすことのできない要素だ。どんな馬を軸馬にすればいいのか。好走条件を紐解いていくことで、期待値の高い馬が見えてくる。

■【予想】過去の傾向分析①:人気

札幌2歳Sは3連単10万越えの年は過去10年で2回だが、馬連や2連複の高配当は多く波乱含みの傾向が強いレースだ。

しかし過去10年、11番人気以下の馬で、馬券に絡んだのは2014年のマイネルシュバリエのみだ。極端な人気薄の活躍は厳しいと考えて良いだろう。

※以降のデータはすべて11番人気以下の人気薄を除外して集計。10番人気以内にのみ絞って考察

■【予想】過去の傾向分析②:前走人気

札幌2歳Sは、前走で上位人気に指示されていた馬が好走している。

マイネルシュバリエを除いた、馬券対象となった26頭中、23頭は前走で3番人気以内に指示されていた。

前走で4番人気以下の馬は割引が必要だろう。

■【予想】過去の傾向分析③:末脚

札幌2歳Sは前走の末脚も重要だ。

馬券対象となった26頭中、全馬が前走上がり3ハロン(F)2位以内の時計を持っていた。

前走の上がり3Fの時計が3位以下となる馬は、同様に割引が必要といえる。

■【予想】過去の傾向分析④:血統

過去の成績から父サンデー系の成績が(4-6-3-29)で、複勝率31%と優秀だ。

一方で、血統にノーザンダンサーを含んでいないサンデー系の不調が目立っている。実際に血統にノーザンサーを含まないサンデー系を除外した成績は(3-6-3-19)で、複勝率が38%とさらに上昇する。

サンデー系種牡馬の産駒を選ぶ際は、血統にノーザンダンサーを含んでいるかが重要だ。

■過去の好走条件、すべてに該当する馬の成績は?

他にも「半年以上の休み明け」や「当日の馬体重の増減プラス・マイナス20キロ以上」といった好走率がぐんと下がる項目に該当している馬を除外。すると上記の好走条件にすべて合致する馬の成績は……

(3-5-2-12)
勝率13% 複勝率45%
単勝回収率173% 複勝回収率143%

非常に優秀な成績となっている。

今年もこれらの項目に該当する馬は要注意。軸馬、穴馬として一考の余地がありそうだ。すべて該当していなくとも、複数該当していれば注目してみてみるのがいいかもしれない。

▶競馬を観るならDAZNで。スマホやTVでスポーツをいつでも楽しもう

Sporting News Japan Staff

Sporting News Japan Staff Photo

日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。