【札幌2歳ステークス2022】調教動画から診断! 最終追い切りの評価は?

Sporting News Japan Staff

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2022年9月3日、札幌競馬場で札幌2歳ステークス(GⅢ/芝1800m)が行われる。週中には札幌競馬場で出走予定馬たちが調教・最終追い切りを行った。

ブラストウェーブ、ダイヤモンドハンズ、シャンドゥレール、ドゥーラ、ドゥアイズらが出走を予定しているが、各馬はどんな状態にあるのか。実力が拮抗している重賞レースだけに、当週のコンディション、状態によって着順は入れ替わってくることが予想される。

馬券を買う上でも各馬の状態は重要なファクターの1つ。今回は上位人気が予想される馬を中心に最終追い切りの様子を振り返っていく。

■最終追い切り動画

▼【ブラストウェーブ】 大竹正博厩舎

8月31日 札幌・芝コース 稍重

5F64秒2 - 4F49秒4 - 3F35秒6 - 1F11秒7

評価:B+

併せ馬。レースでもコンビを組む川田将雅騎手が騎乗し、馬なりから終いに軽く追われた。

洋芝ながら時計も出ており、全兄のブラストワンピースを彷彿とさせるようなダイナミックな走りで器の大きさを感じさせる走りを披露した。

2ヶ月ぶりの出走が課題だが、休み明けでも力を出し切れる状態にあると言えるだろう。

▼【ダイヤモンドハンズ】 池江泰寿厩舎

8月31日 札幌・芝コース 稍重

4F55秒9 - 3F39秒8 - 1F12秒8

評価:A

併せ馬。レースでもコンビを組む福永祐一騎手が騎乗し、馬なりから終いに軽く追われた。

トビが大きく伸びやかな走りで好状態と言えそうだ。最終追い切りは軽めであったが、先週・先々週とびっしり調教を積んできたので問題ないだろう。

非常に楽しみな1頭だ。

▼【シャンドゥレール】 国枝栄厩舎

8月31日 札幌・ダートコース 稍重

5F68秒8 - 4F53秒9 - 3F40秒2 - 1F12秒6

評価:B

併せ馬。調教助手が騎乗し、馬なりから終いに軽く追われた。

ダートコースでの追い切りとなったが、軽快な走りを披露した。まだ良化途上といった印象であるが、現状でどこまでやれるかが注目だ。

▼【ドゥーラ】 高橋康之厩舎

8月31日 札幌・芝コース 稍重

5F67秒9 - 4F51秒7 - 3F37秒4 - 1F11秒5

評価:B

併せ馬。斎藤新騎手が騎乗し馬なりから終いに軽く追われた。

軽く追われてからの反応が鋭く好状態と言えそうだ。前走よりも上積みを感じられるが、まだ良化途上といった印象であり現状でどこまでやれるかが注目だ。

▼【ドゥアイズ】 庄野靖志厩舎

8月31日 札幌・芝コース 稍重

5F68秒5 - 4F51秒8 - 3F37秒2 - 1F11秒4

評価:B

3頭併せ馬。吉田隼人騎手が騎乗し、馬なりから終い重点の追い切りとなった。

追い切りを共に行なっていた併せ馬2頭を追走。併せた相手に遅れはしたが、気合い乗りが良く好状態と言えそうだ。

今回は一気の相手強化となり、強力な牡馬を相手にどのような走りを披露するか注目だ。

■まとめ

一昨年は後に桜花賞などGⅠ3勝する白毛のアイドルホース、ソダシが勝利したことで名高い札幌2歳S。同年の2着馬・ユーバーレーベンもオークスを制するなど、一昨年は札幌2歳Sから牝馬クラシックを勝利する馬が2頭誕生した。

昨年の勝ち馬ジオグリフは、勢いそのままに皐月賞を制覇。近年、牡牝のクラシックホースを輩出しているレースだ。

そんな名だたる馬たちが札幌2歳Sをステップに飛躍を遂げただけに、今年も有力な2歳馬が集結した印象だ。実際に追い切りを見ても状態の良い馬が非常に多く、どの馬もこのレースに向けて仕上げてきている印象だ。今年の札幌2歳Sからもクラシックを賑わせるような馬が現れるのか。来年のクラシック戦線を占う上でも、大変注目のレースと言えるだろう。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。