2022年8月21日、札幌競馬場で札幌記念(GⅡ/芝2000m)が行われる。今回は週中時点での人気・オッズの予想を展望していく。ソダシ、ジャックドール、パンサラッサ、ユーバーレーベン、グローリーヴェイズ、ウインマリリンらが出走を予定しているが、果たしてどの馬が人気上位に支持されるのだろうか?
各馬の実績やポテンシャル、血統構成などから気になるオッズを考察していく。
■札幌記念の日程、競馬場・コース
2022年8月21日(日曜) 2回札幌4日
第58回札幌記念GⅡ
3歳以上 オープン(国際)(特指) 定量 コース:2,000メートル(芝・右)
■最新予想オッズ・想定人気
1番人気 ソダシ 2.3倍
2番人気 ジャックドール3.3倍
3番人気 パンサラッサ 4.1倍
4番人気 ユーバーレーベン 9.1倍
5番人気 グローリーヴェイズ 11.4倍
6番人気 ウインマリリン 24.4倍
7番人気 ハヤヤッコ 32.9倍
8番人気 ユニコーンライオン 42.8倍
9番人気 アンティシペイト46.9倍
10番人気 マカヒキ 60.8倍
11番人気 レッドガラン 65.6倍
12番人気 アラタ 104.9倍
13番人気 ケイデンスコール 188.8倍
14番人気 フィオリキアリ 202.9倍
15番人気 アイスバブル 255.5倍
16番人気 サトノクロニクル 282.1倍
17番人気 フォワードアゲン297.5倍
■オッズ・人気予想考察
ソダシ、ジャックドール、パンサラッサの3頭が人気の中心になりそうだ。
マイルGⅠを3勝しているソダシは連覇を狙う。3歳で挑んだ昨年は、大外枠から好スタートを決めると2番手からレースを進めた。道中外からまくってきたブラストワンピースに併せられるが、勝負根性を見せ3コーナーで先頭に立つと、そのまま押し切って勝利。2着だったラヴズオンリーユーはこの後、アメリカと香港で海外GⅠを連勝しており、中距離戦でも力を見せた価値ある1勝だった。
昨秋は秋華賞、チャンピオンズカップと芝とダートのGⅠで大敗したが、今年に入り復調。再びダートGⅠを使われフェブラリーステークスで3着、得意の芝マイル戦に戻した前走のヴィクトリアマイルではGⅠ3勝目を挙げた。札幌競馬場は2戦2勝でどちらも重賞を制している舞台。父もしくは母父にヴァイスリージェント系の血を持つ馬が4年連続で連対しており、昨年勝利したソダシは札幌記念に向いている血統と言える。白毛のアイドルホースが再び北の大地を沸かせるか。
さらに同じ白毛馬のハヤヤッコも出走を予定しており、JRA重賞初の白毛馬対決にも注目だ。
続いて人気が予想される馬がジャックドール。今年の金鯱賞で1分57秒2のコースレコードを叩き出した。前走・大阪杯では5着に敗れるも、GⅠでも通用する力を見せている。今年は1月から4月までで3戦消化していて、間隔を詰めて出走していた。今回は4ヵ月ぶりのレースとなり、リフレッシュして出走できるのは好材料。モーリス産駒は札幌記念初出走であるが、札幌芝2000mの成績は(2-3-2-7)と良績を挙げている。カギとなるのはパンサラッサとの主導権争いだが、2番手からの競馬でも2勝している。自分のリズムでレースを運べれば、期待に応える走りを見せることができるだろう。
今年のドバイターフ(GⅠ)で海外の実力馬相手にもハナを主張し、逃げ切ったパンサラッサ。こちらは果敢にハナを切ることが推察される。前走の宝塚記念(GⅠ)は8着。勝ったタイトルホルダーには差をつけられたが、2着馬からは0秒8差と大きく負けていない。超ハイペースで逃げて、直線でもしぶとい脚を見せていた。芝1800m~芝2000mの成績は(6-4-0-6)で、得意の距離に戻れば、前走からの巻き返しは十分可能である。
昨年のオークス馬・ユーバーレーベンは1年3か月ぶりの勝利を目指す。昨秋の秋華賞では13着と大敗するが、その後、ジャパンカップ(GⅠ)6着、京都記念(GⅡ)5着、初の海外遠征となった前走・ドバイシーマクラシック(GⅠ)でも5着と善戦を続けている。札幌競馬場は2歳時に札幌2歳ステークスで最後方からまくり差しを見せ、勝ったソダシをクビ差まで追い詰めた。今回はソダシに勝って、勝利の美酒を味わいたい。
以下、香港ヴァ―ス(GⅠ)2勝のグローリーヴェイズ、GⅡを3勝しているウインマリリン、前走・函館記念(GⅢ)で芝、ダ―ト重賞勝利を果たした白毛馬ハヤヤッコ、今年重賞を2勝しているレッドガランらが続く形である。
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