【朝日杯FS2022】出走予定馬が発表! 予想オッズの上位、人気の中心となる出走馬は?

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2022年12月18日、阪神競馬場で朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ/芝1600m)が行われる。JRAの発表によると、サウジアラビアロイヤルカップ(GⅢ)を制したドルチェモア、前走のデイリー杯2歳ステークス(GⅡ)で逃げ切り勝ちを収めたオールパルフェ、同じくデイリー杯2歳Sで上がり3ハロン(F)最速タイムの末脚で2着に入ったダノンタッチダウン、京王杯2歳ステークス(GⅡ)で10番人気1着と大波乱の立役者になったオオバンブルマイら、19頭が出走登録を行っている。

今回は朝日杯FSの登録馬から勢力図を考察。予想オッズの上位となり人気を集めそうな有力馬を中心に、レースを展望していく。

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■2022年朝日杯FSの展望・人気・予想

サウジアラビアRCで重賞初制覇を飾ったドルチェモアが3連勝で戴冠を狙う。

前走・サウジアラビアRCでは、絶好のスタートから大逃げに出たグラニットから大きく離された2番手を追走。直線入口でグラニットに10馬身ほど離されていたが、力強く差し脚を伸ばしてゴール直前で先頭をとらえ、見事重賞タイトルを獲得した。抜群のスタートセンスと先行力を活かした競馬ができれば、GⅠ の舞台でも好走必至だ。阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)を3勝している須貝尚介調教師は、牡馬でも2歳王者のタイトル獲得なるか。

オールパルフェは、同コースで行われたデイリー杯2歳Sを制した勢いでGⅠ奪取を目指す。

これまで3戦全てで逃げの戦法を見せ、2勝2着1回の成績を残している。デイリー杯2歳Sでは、大外の10番枠からスタートで後手を踏んだ。しかし、二の足を利かせて先手を奪う。直線半ばまで騎手の手は動かず、内回り合流地点を過ぎると追い出しを開始。ステッキを入れると後続を突き離し、ダノンタッチダウンの強襲を半馬身差抑えて初重賞勝利を飾った。今回はサウジアラビアRCで大逃げをしたグラニットがおり、熾烈な先手争いが予想される。自分のリズムで走れるかが好走のポイントと言えるだろう。

ダノンタッチダウンは自慢の末脚で勝利を掴みとれるか。

デイリー杯2歳Sでは、出遅れて後方3番手からレースを進めた。最後は長い直線を活かして、大外から1頭次元の違う末脚を使って追い込むも、先頭を捉えられず2着。4コーナーで1から4番手にいた馬が1、3、4、5着に入っており、馬場傾向に反して2着に入った同馬が最も強い内容だったと言えるだろう。ホープフルステークス(GⅠ)を制した半兄ダノンザキッドと同じく、安田隆行調教師、川田将雅騎手の師弟コンビで前走からの逆転勝利を狙う。

京王杯2歳S勝利から2歳王者を狙うオオバンブルマイ。前走ではスタートを五分に出ると、内ラチ沿いの好位につけて脚をためる。直線では前の2頭壁になり仕掛けが遅れたが、残り250m地点で外に持ち出すと鞍上の檄に応え先頭でゴール。3連単の配当は222万1830円と名前の通り「大盤振る舞い」となった。大舞台でも大盤振る舞いの結果を呼び込めるか注目だ。

以下、11月に行われた東京芝1600mの新馬戦で直線大外から豪快に差し切り勝ちを収めたレイベリング、未勝利・アスター賞(1勝クラス)と連勝中のドンデンガエシ、サウジアラビアRCで逃亡劇を演じ2着に粘り込んだグラニットら、将来有望な若駒達が2歳マイル王座をかけた戦いに挑む。

■朝日杯FSの日程、競馬場、コース

2022年12月18日(日曜) 6回阪神6日
第74回朝日杯フューチュリティステークスGⅠ
2歳オープン(国際)牡・牝(指定)馬齢
コース:1,600メートル(芝・右 外)
本賞金:7000,2800,1800,1100,700万円

■朝日杯FSの出走予定登録馬一覧

※馬名、負担斤量、性齢、調教師名 

ウメムスビ 55.0 牡2 新谷功一(栗東)
エンファサイズ 55.0 牡2 四位洋文(栗東)
オオバンブルマイ 55.0 牡2 吉村圭司(栗東)
オールパルフェ 55.0 牡2 和田雄二(美浦)
キョウエイブリッサ 55.0 牡2 武市康男(美浦)
グラニット 55.0 牡2 大和田成(美浦)
コーパスクリスティ 55.0 牡2 中内田充正(栗東)
シンリョクカ 54.0 牝2 竹内正洋(美浦)
スズカダブル 55.0 牡2 西村真幸(栗東)
ダノンタッチダウン 55.0 牡2 安田隆行(栗東)
ティニア 55.0 牡2 池江泰寿(栗東)
ドルチェモア 55.0 牡2 須貝尚介(栗東)
ドンデンガエシ 55.0 牡2 尾関知人(美浦)
ニシノベストワン 55.0 牡2 新谷功一(栗東)
バグラダス 55.0 牡2 嘉藤貴行(美浦)
フロムダスク 55.0 牡2 森秀行(栗東)
ミシェラドラータ 55.0 牡2 清水久詞(栗東)
レイベリング 55.0 牡2 鹿戸雄一(美浦)
ロードラディウス 55.0 牡2 森田直行(栗東)

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。