2022年12月18日、阪神競馬場で朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ/芝1600m)が行われる。オールパルフェ、オオバンブルマイ、ダノンタッチダウン、ドルチェモア、レイベリングらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。
予想して馬券を買う上で、できるだけ点数を絞った方が回収率に繋がっていく。どんな馬を「消し」にすればいいのか。消し条件を洗い出すことで、馬券に不要な馬を削り、狙いたい馬によりフォーカスを当てて馬券を買うことができるだろう。
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今回は朝日杯FSの消し条件について分析していく。
■【予想】過去の傾向分析①:血統面
今回の血統面は、母父に注目する。母父キングカメハメハの成績が悪く、(0-0-0-4)といったものである。この中には昨年2番人気のジオグリフも該当しており、注意した方が良さそうだ。
今年は母父キングカメハメハが2頭。キングカメハメハ系でいうと、母父ルーラーシップが2頭となっている。母父ルーラーシップはデータが少ないが、母父キングカメハメハは評価を下げた方が良いかもしれない。
■【予想】過去の傾向分析②:キャリア
前週の2歳牝馬限定GⅠ・阪神ジュベナイルフィリーズでもそうだったが、このレースでもキャリアはできるだけ浅い方が良い。キャリア2戦、3戦の馬が主に活躍している。4戦になると(1-1-4-26)で、一気に成績が悪くなる。
さらに戦績を重ね、5戦以上になると(0-0-0-21)。2歳でキャリアを重ねている馬は、上位人気になることが少ない。2歳GⅠを戦うにおいてキャリア5戦は使われすぎで、上積みがないと考えた方が良さそうだ。
■【予想】過去の傾向分析③:前走着順
前走着順はレース格を問わず、1着馬の成績が良い。出走数も多いが、阪神競馬場に移行後の過去8年で(8-5-6-50)といった成績だ。勝ち馬は全て、馬券対象でも多くが前走1着馬というデータだ。
前走2着馬でさえ(0-1-1-18)といった成績まで下がり、馬券に絡んだ2頭はともに重賞2着。重賞で好走していても勝ち切ることができないというのが、このレースのデータとなっている。
軸馬選定という意味では、前走2着以下を消しとしても良いくらいである。ただ馬券全体を考えると、重賞に限っては前走2着までを見ておきたい。前走3着以下で馬券に絡んでいるのはいずれも2桁人気馬。フロックも否めない馬の好走だった。前走3着以下を消しとした方が良さそうだ。
これらのデータに該当している馬が直ちに「消し」というわけではないが、注意は必要だ。消しデータをかき消すほど能力が抜きん出ていると判断するか、好走条件に合致しているかを見極めて馬券の購入につなげていく必要がありそうだ。
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