【有馬記念2022】予想・分析。好走率49%、回収率約110%の条件とは?

Sporting News Japan Staff

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2022年12月25日、中山競馬場で有馬記念(GⅠ/芝2500m)が行われる。イクイノックス、タイトルホルダー、ジェラルディーナ、エフフォーリア、ヴェラアズールらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。

今回は有馬記念の好走条件について分析していく。

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予想して馬券を買う上で、軸馬の選定は欠かすことのできない要素だ。どんな馬を軸馬にすればいいのか。好走条件を紐解いていくことで、期待値の高い馬が見えてくる。

■【予想】過去の傾向分析①:人気

有馬記念は過去10年で、11番人気以下の馬は全部で60頭。馬券になったのは2020年2着のサラキア1頭ので、2桁人気の馬は相応に厳しい結果となっている。

中心となる馬は、やはり10番人気以上の馬から選ぶのがよさそうだ。

■【予想】過去の傾向分析②:前走着差

有馬記念では過去10年、前走で勝ち馬から1秒以上離された馬は45頭(海外GⅠ除く)いるが、馬券に絡んだ馬は2013年のゴールドシップ、2014年トゥザワールド2頭のみだ。

有馬記念はGⅠの中でも出走メンバーのレベルが高くなる傾向がある。前走大敗からの巻き返しも少なくはないが、前走勝ち馬から大きく離されて負けた馬は厳しい結果となっている。

中心となる馬は前走勝ち馬、もしくは2着以下の場合、最低でも勝ち馬から1秒以上離されていない馬から選びたい。

■【予想】過去の傾向分析③:馬体重

過去10年では軽量の馬は苦戦傾向。具体的には馬体重460㎏以下で出走した馬で、馬券に絡んだのは2012年のオーシャンブルー、2020年サラキアの2頭のみだ。

中山は坂がありスピードとパワーの両方が求められるコースだが、近年の傾向から軽量馬は割引が必要といえる。

中心となる馬は当日馬体重が460㎏よりも大型の馬から選びたい。

■【予想】過去の傾向分析④:年齢

そして、過去10年で馬券対象になった30頭中27頭は3~5歳馬であり、6歳以上の高齢馬は苦戦傾向だ。

近年の傾向から6歳以上の高齢馬は割引が必要と考え、中心となる馬は3~5歳馬の中から選びたい。

■【予想】過去の傾向分析⑤:枠順

有馬記念の8枠がコース形態から不利なことは、競馬ファンには知られている。実際に過去10年で8枠の馬は全部で20頭いるが、馬券に絡んだのは2020年サラキア1頭のみだ。

8枠を引いた馬はコースロスによる不利があると考え、中心となる馬は1~7枠の馬から選びたい。

■【予想】過去の傾向分析⑥:レース間隔

有馬記念は過去10年、秋に入って3戦以上使っている馬は苦戦傾向にある。全部で33頭いるが、馬券に絡んだのはサラキア、オーシャンブルーの2頭のみだ。

近年は休養明け、もしくは秋以降に走った回数が3回未満の馬が、馬券対象馬30頭中28頭と大部分を占めている。

このデータから中心となる馬は、今回が休養明け、及び秋以降3戦未満の馬から選びたい。

■過去の好走条件、すべてに該当する馬の成績は?

他にも「当日の馬体重の増減プラス・マイナス20キロ以上」といった好走率がぐんと下がる項目に該当している馬を除外。すると上記の好走条件にすべて合致する馬の成績は……

(10-7-8-26)
勝率19% 複勝率49%
単勝回収率107% 複勝回収率107%

優秀な回収率となっている。

今年もこれらの項目に該当する馬は要注意。軸馬、穴馬として一考の余地がありそうだ。すべて該当していなくとも、複数該当していれば注目してみてみるのがいいかもしれない。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。