【日経新春杯2023】調教動画から診断! 最終追い切りの評価は?

Sporting News Japan Staff

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2023年1月15日、中京競馬場で日経新春杯(GⅡ/芝2200m)が行われる。週中には美浦、栗東の各トレーニングセンターで出走予定馬たちが調教・最終追い切りを行った。

昨年は長期休養明けから見事な復活を果たしたヴェルトライゼンデを筆頭に、前走・オールカマー(GⅡ)で2着に好走したロバートソンキー、昨年クラシック路線を盛り上げたヴェローナシチー、ヤマニンゼスト、プラダリアら4歳馬勢が出走を予定しているが、各馬はどんな状態にあるのか。実力が拮抗している重賞レースだけに、当週のコンディション、状態によって着順は入れ替わってくることが予想される。

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馬券を買う上でも各馬の状態は重要なファクター。今回は上位人気が予想される馬を中心に最終追い切りの様子を振り返っていく。

■最終追い切り動画

▼【ヴェルトライゼンデ】 池江泰寿厩舎

1月12日 栗東・坂路コース 良

4F51秒0 - 3F37秒2 - 2F24秒0 - 1F12秒2

評価:B+

併せ馬。D.イーガン騎手が騎乗し馬なりから終い重点の追い切りとなった。

追われてからの反応鋭く状態良好。前進気勢も強く精神面も良さそうだ。

今回はトップハンデの59kgが課題ではあるが、状態面も良く地力は間違いなく高い馬だけに馬券に入って来る可能性は高いだろう。

▼【ロバートソンキー】 林徹厩舎

1月11日 美浦・坂路コース 良

4F52秒9 - 3F38秒2 - 2F24秒6 - 1F12秒1

評価:B+

併せ馬。伊藤工真騎手が騎乗し馬なりから終いに軽く追われた。

追われてからの反応良く状態良好。普段は気合い乗りが平凡な本馬だが、今回は非常に気合い乗り良く精神面にも良化が見られる。

長くコンビを組んできた伊藤工真騎手が鞍上を務める点も心強く、人馬ともに重賞初制覇も充分にあり得る好仕上がりとなった。

▼【ヴェローナシチー】 佐々木晶三厩舎

1月12日 栗東・坂路コース 良

4F53秒4 - 3F38秒2 - 2F24秒7 - 1F12秒3

評価:B−

単走。調教助手が騎乗し馬なりから終い重点の追い切りとなった。

追われてから鋭い伸びを見せ状態は良好。舌を出すなどの普段の追い切り時に見せるような甘さも見られず、4歳になり精神面での成長が垣間見えた。

ただ好調時と比較すると少し見劣る印象。休み明けを感じさせる仕上がりでどれだけやれるか注目だ。

▼【ヤマニンゼスト】 千田輝彦厩舎

1月11日 栗東・Cウッドチップコース 良

6F84秒0 - 5F68秒4 - 4F53秒6 - 3F38秒2 - 1F11秒7

評価:C

単走。鷲頭虎太騎手が騎乗し馬なりから終い重点の追い切りとなった。

活気に乏しく良化途上。好調時と比較しても見劣る印象強く、いかにも休み明けを感じさせる追い切りとなった。

重賞で好走したことのあるコースだけに舞台代わりはプラスに働きそうだが、現状では信頼しづらい仕上がりだ。

▼【プラダリア】 池添学厩舎

1月11日 栗東・坂路コース 良

4F53秒8 - 3F39秒5 - 2F25秒4 - 1F12秒3

評価:C

単走。松山弘平騎手が騎乗し馬なりから終い重点の追い切りとなった。

追われてからの反応良く状態は悪くないが、走りに重たさを感じられまだ良化途上といった印象だ。好調時と比較しても見劣る印象でこちらも信頼しづらい仕上がりと言える。

■まとめ

追い切りから有力各馬の状態に明暗がくっきりと分かれた今年の日経新春杯。特に有力な4歳馬3頭は休み明けを感じさせる仕上がりで、ヴェルトライゼンデやロバートソンキー等の実績のある有力馬達にどこまでやれるか注目だ。

またハンデ戦のため、人気薄の各馬にも充分チャンスのあるレースとなるだろう。冬場のレースだけに状態面が大きく鍵を握る。状態の良い穴馬にも注目だ。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。