【府中牝馬ステークス2022】予想・分析。好走率約30%、単勝回収率約166%の条件とは?

Sporting News Japan Staff

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2022年10月15日、東京競馬場で府中牝馬ステークス(GⅡ/芝1800m)が行われる。ソダシ、アンドヴァラナウト、アカイイト、シャドウディーヴァ、サトノセシルらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。

今回は府中牝馬ステークスの好走条件について分析していく。

■【予想】過去の傾向分析①:年齢

出走する馬の大半が4、5歳だが、それでも圧倒的に4、5歳の成績が良い。過去10年で、勝ち馬は4歳か5歳馬。3歳や6歳で人気馬が出走することもあるが、基本的には4、5歳から狙っていきたいところだ。

■【予想】過去の傾向分析②:種牡馬

過去10年で勝ち馬の種牡馬がすべて異なるレースなのだが、必ず父か母父にサンデーサイレンスの血が入っていた。3着以内に広げても、30頭中28頭は、父か母父にサンデーサイレンスの血が入っている。

きれいな馬場の時もあれば、極悪馬場で行われたときもあったが、どのような馬場状態でも父か母父にサンデーサイレンスの血は必要といえそうだ。

■【予想】過去の傾向分析③:キャリア

4、5歳が有利なレースなので、ある程度レース経験を重ねた馬から多くの勝ち馬が出ている。11~20戦の馬が7勝。中でも16~20戦の馬は(5-5-1-25)で、複勝率も30%を超えている。

一方で6~10戦の馬は(1-2-2-8)。出走数は少ないが、複勝率は38%と高い。フレッシュな馬は勝ち切りにくいものの、好走馬が多い。

一方で26戦を超えると(0-1-1-26)。一気に戦績が落ちる。16~20戦の馬の評価を上げ、26戦以上使われた馬は割り引くべきだろう。

■【予想】過去の傾向分析④:前走クラス

昇級馬の成績は(1-0-1-21)で、勝ったのは2017年のクロコスミアだけだった。クロコスミアはエリザベス女王杯で3年連続2着に入るような馬。GⅠでも活躍できる力がないと昇級馬が活躍するのは厳しそうだ。

前走で重賞を走った馬が出走することが多いが、前走オープン特別組の成績が良い。(3-1-0-7)という成績。出走数は少ないながら、複勝率は36%だ。

3勝のうち2つは米子ステークス。今はリステッド競走になっているので、対象はリステッドまで範囲を広げた方が良いだろう。出走数が少ないからこそ、出走があれば貴重な存在として、狙ってみても面白そうだ。

■過去の好走条件、すべてに該当する馬の成績は?

他にも「半年以上の休み明け」や、「当日の馬体重の増減プラス・マイナス20キロ以上」といった好走率がぐんと下がる項目に該当している馬を除外。すると上記の好走条件にすべて合致する馬の成績は……

(9-8-6-56)
勝率12.2% 複勝率29.7%
単勝回収率166% 複勝回収率86%

という成績となっている。

今年もこれらの項目に該当する馬は要注意。軸馬、穴馬として一考の余地がありそうだ。すべて該当していなくとも、複数該当していれば注目してみてみるのがいいかもしれない。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。