【小倉2歳S2022】予想・分析。好走率33%、回収率約157%の条件とは?

Sporting News Japan Staff

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2022年9月4日、小倉競馬場で小倉2歳ステークス(GⅢ/芝1200m)が行われる。クリダーム、プロトポロス、ミカッテヨンデイイ、ロンドンプラン、メイショウコギクらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。

今回は小倉2歳ステークスの好走条件について分析していく。

■【予想】過去の傾向分析①:誕生月

2、3歳戦の若い馬たちにとって、生まれた月がレース時の成長度や完成度に影響し、レースの成績にも反映されやすい。

ただ、このレースにおいては、3月生まれや4月生まれの馬の成績が良い。3月生まれは(5-3-1-39)、4月生まれは(4-4-2-44)。好走しやすいのは3月、4月に生まれた馬だ。

■【予想】過去の傾向分析②:キャリア

この時期の2歳戦において、ここまでのキャリアも重要な要素である。

小倉2歳Sにおいて、キャリア3戦以上の馬は過去10年で(1-1-1-35)という成績。キャリア2戦以内の馬の方が有利な傾向にある。

JRAで2歳戦が始まるのは6月で、そこから2ヵ月の間にデビューし、この舞台に出走する。体力の付ききっていない2歳馬にとって、2ヵ月間で4戦以上は体力的に厳しくなりやすい。

キャリアが豊富ということはレース慣れしている反面、2歳馬にとっては体力のおつりがないとも言える。体力が十分で、ここへ向けて調整された馬の方が有利だ。

■【予想】過去の傾向分析③:馬体重

まだ馬体が完成し切っていない2歳でのレースということもあり、小柄な馬の出走も多い。ただこのレースは短距離戦で、開催最終週。ある程度の馬格が要求される。

好走しやすいのは440~499kgまでの平均的な馬体の大きさの馬が多い。さらに、連対というところまで絞ると、440~479kgまでの馬が連対しやすく、(9-5-5-59)となる。

439㎏以下の小柄な馬は(0-4-2-33)で、2着はやや多いものの、勝ち切れない傾向にある。勝ち切るには馬体の大きさが必要になってくるのだろう。500㎏を超える馬は(0-0-1-6)と、馬体が大きすぎても良くないと言える。

■【予想】過去の傾向分析④:血統

サンデーサイレンス系で狙うならば、早熟性を持つ種牡馬のダイワメジャー産駒か、短距離で良さが出るミッキーアイル産駒、キンシャサノキセキ産駒あたりになってくるだろう。

この3頭は(4-3-2-14)。それ以外のサンデーサイレンス系種牡馬は(0-0-3-22)と不振傾向の成績だ。

日本競馬で大きな存在感を見せるサンデーサイレンス系だが、このレースではやみくもにサンデーサイレンス系を狙わない方が良さそうだ。

■過去の好走条件、すべてに該当する馬の成績は?

他にも「当日の馬体重の増減プラス・マイナス20キロ以上」といった好走率がぐんと下がる項目に該当している馬を除外。すると上記の好走条件にすべて合致する馬の成績は……

(7-4-4-30)
勝率15% 複勝率33%
単勝回収率339% 複勝回収率157%

好走しやすく、妙味も狙える成績となっている。

今年もこれらの項目に該当する馬は要注意。軸馬、穴馬として一考の余地がありそうだ。すべて該当していなくとも、複数該当していれば注目してみてみるのがいいかもしれない。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。