2022年8月14日、小倉競馬場で小倉記念（GⅢ／芝2000m）が行われる。今回は週中時点での人気・オッズの予想を展望していく。ジェラルディーナ、マリアエレーナ、ピースオブエイト、カテドラル、カデナらが出走を予定しているが、果たしてどの馬が人気上位に支持されるのだろうか？
各馬の実績やポテンシャル、血統構成などから気になるオッズを考察していく。
■小倉記念の日程、競馬場・コース
2022年8月14日（日曜） 4回小倉2日
第58回農林水産省賞典 小倉記念GⅢ
3歳以上 オープン（国際）（特指） ハンデ
コース：2,000メートル（芝・右）
■最新予想オッズ・想定人気
1番人気 ジェラルディーナ 2.4倍
2番人気 マリアエレーナ 4.5倍
3番人気 ピースオブエイト 5.8倍
4番人気 カテドラル 7.3倍
5番人気 カデナ 14.2倍
6番人気 ダブルシャープ 19.5倍
7番人気 タガノディアマンテ 20.6倍
8番人気 シフルマン 22.1倍
9番人気 ヒュミドール 25.5倍
10番人気 ムジカ 30.1倍
11番人気 ショウナンバルディ 47.6倍
12番人気 モズナガレボシ 48.3倍
13番人気 タガノパッション 52.7倍
14番人気 ヒンドゥタイムズ 91.7倍
15番人気 スーパーフェザー 94.7倍
16番人気 アーデントリー 120.1倍
17番人気 イロゴトシ 128.0倍
18番人気 ウインリブルマン 130.9倍
19番人気 プリマヴィスタ 173.9倍
20番人気 エターナルヴィテス 191.0倍
■オッズ・人気予想考察
登録馬の中で人気になりそうなのが、前走鳴尾記念2着のジェラルディーナではないだろうか。マイルから距離を伸ばして挑んだ前走のGⅢ・鳴尾記念では、直線大外から追い上げたものの、先に抜け出したヴェルトライゼンデの復活の走りに及ばなかった。
ただ、上がり最速の脚は使えており、牡馬混合の重賞でも好内容のレースだった。小倉競馬場は2戦2勝と相性が良く、ハンデ戦でも前走と同じ54㎏ならば悪くない。人気を背負うことになりそうだが、レースの流れに乗ることができれば期待に応える走りを見せることができそうだ。
続く人気に推されそうなのが、マリアエレーナ。とにかく大崩れが少ないのがこの馬の特徴で、前走マーメイドステークス（GⅢ）は55㎏を背負ったものの、しぶとく脚を伸ばして2着に食い込んだ。
近走は牝馬限定戦での好走が目立つが、2走前の京都記念は8着とはいえ、勝ち馬から0秒5差。内容は決して悪くなかった。今回の距離、コースならば面白い存在になるだろう。上位人気になるはずだ。
ピースオブエイトは日本ダービー（東京優駿／GⅠ）18着からのレースとなる。3連勝で毎日杯を制した能力の持ち主ではあるが、日本ダービーは先行して早々と失速。距離の壁もあっただろう。今回は新馬戦を勝利した小倉競馬場に加え、前走からの距離短縮になるのは魅力。3歳馬ということもあり、53kgの斤量で出走する今回は支持を集めそう。持ち前の先行力で、どこまで粘ることができるか。
カテドラルは前走小倉で行われた中京記念（GⅢ）で2着に好走。前年も小倉開催の同レースで2着に入っており、コース相性が良かったのだろう。今回はそこから200m延長となる2000mでの一戦。新馬戦で勝利しているとはいえ、主戦はマイル前後。前走好走で人気を挙げそうだが、出遅れずに距離延長に対応できるかがカギになりそうだ。
想定ではこのあたりまでが一桁台のオッズになりそうだが、伏兵勢も多士済々。近走不振とはいえ、昨年の覇者モズナガレボシや、昨年3着のスーパーフェザーが人気薄となるなら面白い存在だ。波乱が起きやすい狙えるレースであり、今年も伏兵馬の台頭がありそうな雰囲気が漂っている。
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