2022年8月14日、小倉競馬場で小倉記念(GⅢ/芝2000m)が行われる。ジェラルディーナ、マリアエレーナ、ピースオブエイト、カテドラル、カデナらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。
今回は小倉記念の好走条件について分析していく。
予想して馬券を買う上で、軸馬の選定は欠かすことのできない要素だ。どんな馬を軸馬にすればいいのか。好走条件を紐解いていくことで、期待値の高い馬が見えてくる。
■【予想】過去の傾向分析①:人気
小倉記念は2021年に3連単100万越えの配当となり、荒れる年も多い。実際1番人気の成績は複勝率40%と奮わないが、11番人気以下の極端な人気薄も厳しい結果となっている。
実際に過去10年の11番人気以下は32頭中3頭のため、基本的に超人気薄が馬券に絡みづらいレースと考え、10番人気以内の馬から馬券を組み立てていくのがよさそうだ。
※以降のデータはすべて11番人気以下の人気薄を除外して集計。10番人気以内にのみ絞って考察
■【予想】過去の傾向分析②:斤量
小倉記念はハンデ戦だが、極端に軽量の馬は厳しい結果となっている。具体的に斤量52㎏以下の馬の成績は(1-0-0-9)、馬券に絡んだのは2017年のタツゴウゲキのみで、この馬の斤量は52㎏だった。
近年は格上挑戦の馬が52㎏以下の斤量になりやすい。小倉のハンデ重賞で52㎏以下の馬は、1200mのレースでは31頭中5頭が3着以内。短距離では複数の馬が馬券対象となっているが、小倉記念では苦戦傾向にある。
■【予想】過去の傾向分析③:枠
小倉記念での枠順の有利不利を見ていく。
内と外では、外枠の方が好成績。過去10年で1~5枠の成績は(4-5-5-42)、複勝率は23%だが、6~8枠は(6-5-4-29)、複勝率は34%となっている。勝率、複勝率ともに外枠の方が有利といった傾向が出ている。
中心となる馬は6~8枠から選びたい。
■【予想】過去の傾向分析④:血統
小倉記念では父サンデーサイレンス系が(5-6-7-43)、複勝率29%と優秀。だがそれ以上に注目したいのが母父ノーザンダンサー系だ。
小倉記念の母父ノーザンダンサー系の成績は(5-3-3-21)、複勝率34%。また母父トニービンは件数が少ないが(1-0-1-2)、複勝率は50%と、こちらも非常に優秀だ。
母父ノーザンダンサー系、母父トニービン、この2つの血統は押さえておきたい。
■過去の好走条件、すべてに該当する馬の成績は?
他にも「半年以上の休み明け」や「当日の馬体重の増減プラス・マイナス20キロ以上」といった好走率がぐんと下がる項目に該当している馬を除外。すると上記の好走条件にすべて合致する馬の成績は……
(4-2-2-7)
勝率26% 複勝率53%
単勝回収率208% 複勝回収率181%
非常に優秀な成績となっている。
今年もこれらの項目に該当する馬は要注意。軸馬、穴馬として一考の余地がありそうだ。すべて該当していなくとも、複数該当していれば注目してみてみるのがいいかもしれない。
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