【安田記念2022】枠順と出走馬が確定!過去の傾向は?データから予想考察

Sporting News Japan Staff

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2022年6月5日、東京競馬場で安田記念(GI/芝1600m)が行われる。JRAは開催に先立ち、出走馬と枠順を発表。今回は確定した出走予定馬と枠順・馬番を確認していく。

さらに過去10年の枠順データから、有利な枠、不利な枠の傾向を導き出していく。果たしていい枠を引いた馬は?反対に枠順に恵まれなかった有力馬はいるのか?

2022年:安田記念の出走馬・枠順

※枠順 馬名 - 馬齢・騎手・厩舎

  • 1枠1番 カフェファラオ - 牡5・福永祐一・堀宣行
  • 1枠2番 ヴァンドギャルド - 牡6・岩田望来・藤原英昭
  • 2枠3番 ロータスランド - 牝5・M・デムーロ・辻野泰之
  • 2枠4番 ダノンザキッド - 牡4・川田将雅・安田隆行
  • 3枠5番 ホウオウアマゾン - 牡4・坂井瑠星・矢作芳人
  • 3枠6番 カラテ - 牡6・菅原明良・辻野泰之
  • 4枠7番 ファインルージュ - 牝4・武豊・木村哲也
  • 4枠8番 イルーシヴパンサー - 牡4・田辺裕信・久保田貴士
  • 5枠9番 シュネルマイスター - 牡4・C・ルメール・手塚貴久
  • 5枠10番 エアロロノア - 牡5・幸英明・笹田和秀
  • 6枠11番 カテドラル - 牡6・戸崎圭太・池添学
  • 6枠12番 ダイアトニック - 牡7・岩田康誠・安田隆行
  • 7枠13番 ソングライン - 牝4・池添謙一・林徹
  • 7枠14番 ソウルラッシュ - 牡4・浜中俊・池江泰寿
  • 7枠15番 セリフォス - 牡3・藤岡佑介・中内田充正
  • 8枠16番 レシステンシア - 牝5・横山武史・松下武士
  • 8枠17番 サリオス - 牡5・D・レーン・堀宣行
  • 8枠18番 ナランフレグ - 牡6・丸田恭介・宗像義忠

NHKマイルカップの覇者で昨年3着のシュネルマイスターが5枠9番、4連勝中の上がり馬イルーシヴパンサーが4枠8番、同じく4連勝で勢いに乗るソウルラッシュが7枠14番に入った。

過去10年の枠順傾向は?

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1枠 0- 2- 1-14/17 0.0% 11.8% 17.6% 0 35
2枠 1- 2- 0-14/17 5.9% 17.6% 17.6% 39 74
3枠 2- 0- 1-16/19 10.5% 10.5% 15.8% 120 44
4枠 0- 2- 2-15/19 0.0% 10.5% 21.1% 0 64
5枠 4- 0- 0-16/20 20.0% 20.0% 20.0% 291 62
6枠 0- 2- 2-16/20 0.0% 10.0% 20.0% 0 183
7枠 3- 1- 2-17/23 13.0% 17.4% 26.1% 313 90
8枠 0- 1- 2-22/25 0.0% 4.0% 12.0% 0 54

枠によって成績の上下は多少あるものの、大きな傾向は見られない。1~7枠に関しては複勝率でみるとほとんど差がなく、すべて15%以上。強いてあげるなら極端な外枠である8枠が他の枠順に比べると成績が落ちる程度か。

もっとも、一番成績の良い枠順が7枠(=8枠の隣)であること、1枠も成績が極端にいいわけではないこと(=内枠有利ではない)から、外枠だからといって極端に嫌う必要はなさそうだ。

2022年のレース展望、枠順考察

前走逃げた馬がいないというメンバー構成。どの馬がいくか、どの程度のペースでいくかによって流れは大きく変わってきそうだ。最有力はスプリントGIでも逃げられるスピードを持つレシステンシアか。

ただし、安田記念の傾向としては「中盤が緩まない」という点が挙げられる。古馬マイルGIというだけあって、極端なスローペースになったり中盤が緩んで息が入ったりすることは少ない。基本的にはスタートから速く、中盤も緩まず、直線でもそのスピードを持続できた馬が上位に来る……というのが過去の傾向だ。

明確な逃げ馬がいないにしても、厳しいペースを想定して予想を組み立てていく必要がありそうだ。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。