【天皇賞(秋)2022】出走予定馬が発表! 予想オッズの上位、人気の中心となる出走馬は?

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2022年10月30日、東京競馬場で天皇賞(秋)(GⅠ/芝2000m)が行われる。JRAの発表によると、今年の皐月賞・日本ダービーの両GⅠで2着に入ったイクイノックス、前走の札幌記念(GⅡ)を制したジャックド―ル、昨年のダービー馬で今年はドバイシーマクラシックで海外GⅠ制覇を果たしたシャフリヤール、皐月賞馬ジオグリフら15頭が出走登録を行っている。

今回の天皇賞(秋)の登録馬から勢力図を考察。予想オッズの上位となり人気を集めそうな有力馬を中心に、レースを展望していく。

■2022年天皇賞(秋)の展望・人気・予想

春のクラシックで連続2着に入ったイクイノックスが古馬撃破を狙う。

2歳時に新馬戦、東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅡ)で2連勝を飾った。その後はクラシックに備えて休養に入り、ぶっつけの皐月賞で2着。ダービーでも2着に敗れ、惜しくもクラシックタイトルには手が届かなかった。両レースとも外差しの馬場であったが、大外18番枠からの出走で距離ロスがあったことは否めない。近4年間、天皇賞(秋)の勝ちタイムは1分56秒前半~1分57秒後半の決着。ダービーは勝ったドウデュースと同タイムでレースレコードの2分21秒9をマークしている。高速決着への適応力は高い。春の悔しさを晴らし、歴戦の古馬を撃破してGⅠ初勝利なるか注目だ。

今年GⅡ2勝のジャックドールが得意の左回りでGⅠ初制覇を目指す。

前走の札幌記念はパンサラッサ、ソダシ、グローリーヴェイズらGⅠ馬を退けて重賞2勝目を飾った。先行力に優れているが、パンサラッサに先手を譲り、控える形で勝利し、収穫のある競馬だったと言える。左回りの芝2000mは6戦5勝と好成績を挙げており、東京競馬場での出走は好材料だ。約4年ぶりのGⅠ勝利がかかる藤岡佑介騎手を背にビックタイトル獲得を狙う。

シャフリヤールは久しぶりの日本での出走を勝利で飾れるか。

昨年のダービー馬。今年はドバイシーマクラシックで海外初GⅠ制覇。前走のイギリスGⅠ・プリンスオブウェールズステークスでは2番手でレースを進めたが、直線は逃げたステートオブレストに突き放され4着に敗れる。今回はそれ以来、約4ヵ月ぶりの実戦だ。海外遠征でコンビを組んだC.デムーロ騎手が今週から短期免許で来日し、鞍上に予定されている。ダービー制覇した府中の舞台で巻き返しなるか。

皐月賞馬のジオグリフは、右前脚第1指骨骨折からの復帰戦となる。前走・ダービーでは直線伸びを欠き7着に敗れた。今回は距離短縮し、皐月賞と同じ芝2000m。僚馬イクイノックスとワンツーフィニッシュした皐月賞の再現なるか。春のクラシックを共に歩んできた福永祐一騎手が鞍上を予定している。
 
以下、ダービーで1番人気4着だったダノンベルーガ、ドバイターフ(GⅠ)を制したパンサラッサ、前走の小倉記念(GⅢ)で後続に5馬身差をつけて圧勝したマリアエレーナら中距離路線の頂点を目指し、豪華メンバーが集結した。

■天皇賞(秋)の日程、競馬場、コース

2022年10月30日(日曜) 4回東京9日
第166回天皇賞(秋)GⅠ
3歳以上    オープン(国際)(指定)定量
コース:2,000メートル(芝・左)
本賞金:20000,8000,5000,3000,2000万円

■天皇賞(秋)の出走予定登録馬一覧

※馬名、負担斤量、性齢、調教師名 

アブレイズ    56.0    牝5    池江泰寿(栗東)
イクイノックス    56.0    牡3    木村哲也(美浦)
カデナ    58.0    牡8    中竹和也(栗東)
カラテ    58.0    牡6    辻野泰之(栗東)
ジオグリフ    56.0    牡3    木村哲也(美浦)
ジャックドール    58.0    牡4    藤岡健一(栗東)
シャフリヤール    58.0    牡4    藤原英昭(栗東)
ダノンベルーガ    56.0    牡3    堀宣行(美浦)
ノースブリッジ    58.0    牡4    奥村武(美浦)
バビット    58.0    牡5    浜田多実雄(栗東)    
パンサラッサ    58.0    牡5    矢作芳人(栗東)
ポタジェ    58.0    牡5    友道康夫(栗東)
マリアエレーナ    56.0    牝4    吉田直弘(栗東)
ユーバーレーベン    56.0    牝4    手塚貴久(美浦)
レッドガラン    58.0    牡7    安田隆行(栗東)

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。