2022年10月30日、東京競馬場で天皇賞(秋)(GⅠ/芝2000m)が行われる。イクイノックス、ジャックドール、シャフリヤール、ダノンベルーガ、ジオグリフらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。
今回は天皇賞(秋)の好走条件について分析していく。
予想して馬券を買う上で、軸馬の選定は欠かすことのできない要素だ。どんな馬を軸馬にすればいいのか。好走条件を紐解いていくことで、期待値の高い馬が見えてくる。
■【予想】過去の傾向分析①:人気
過去10年の天皇賞(秋)で、3連単10万円以上は1回。近年は順当な決着が続いているレースだ。
特に11番人気以下の馬は、過去10年で60頭いるが、うち1頭しか馬券に絡んでおらず、中心となる馬はやはり10番人気以上の馬から選ぶのがよさそうだ。
※以降のデータはすべて11番人気以下の人気薄を除外して集計。10番人気以内にのみ絞って考察
■【予想】過去の傾向分析②:馬齢
過去10年、高齢馬は苦戦傾向だ。
具体的には過去10年で6歳以上の馬は21頭出走しているが、1頭しか馬券に絡んでいない。
6歳以上の高齢馬は馬券に絡まない可能性が高いと考え、中心となる馬は、3~5歳の馬から選びたい。
■【予想】過去の傾向分析③:馬体重
天皇賞(秋)は過去10年で、馬体重が当日460㎏以下だった馬は7頭いるが、全て馬券対象外となっている。
スタミナとスピードの両立が求められる距離であり、馬券に絡むには、ある程度の馬体重が必要と考えて良いだろう。
中心となる馬は、当日馬体重が460㎏を超える馬から選びたい。
■【予想】過去の傾向分析④:前走クラス
天皇賞(秋)で過去10年馬券に絡んだ30頭は、全て前走がGⅡ以上のレースに使われていた。
実績という点から、前走GⅢ以下のレースを使った馬は割引が必要といえる。
中心となる馬は前走GⅡ以上のレースを使った馬から選びたい。
■【予想】過去の傾向分析⑤:性別
天皇賞(秋)は過去10年、牝馬の好走が目立っている。
具体的には、牡、騙馬の成績が(8-8-6-64)複勝率25%だが、牝馬の成績は(2-2-3-7)複勝率50%と、成績に倍以上の差がある。
牝馬の出走馬は積極的に狙っていきたい。
■過去の好走条件、すべてに該当する馬の成績は?
他にも「半年以上の休み明け」や「当日の馬体重の増減プラス・マイナス20キロ以上」といった好走率がぐんと下がる項目に該当している馬を除外。すると上記の好走条件にすべて合致する馬の成績は……
(2-2-3-2)
勝率22% 複勝率77%
単勝回収率33% 複勝回収率114%
単勝回収率は低いが、複勝率は非常に優秀な成績となっている。
今年もこれらの項目に該当する馬は要注意。軸馬、穴馬として一考の余地がありそうだ。すべて該当していなくとも、複数該当していれば注目してみてみるのがいいかもしれない。
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