【天皇賞(秋)2022】予想・分析。好走率の下がる3つの消し条件とは?

Sporting News Japan Staff

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2022年10月30日、東京競馬場で天皇賞(秋)(GⅠ/芝2000m)が行われる。イクイノックス、ジオグリフ、ジャックドール、シャフリヤール、ダノンベルーガらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。

予想して馬券を買う上で、できるだけ点数を絞った方が回収率に繋がっていく。どんな馬を「消し」にすればいいのか。消し条件を洗い出すことで、馬券に不要な馬を削り、狙いたい馬によりフォーカスを当てて馬券を買うことができるだろう。

今回は天皇賞(秋)の消し条件について分析していく。

■【予想】過去の傾向分析①:年齢

6歳以上の成績は(0-0-1-54)で、3着に入ったのは前年の覇者エイシンフラッシュのみ。2015年は6歳で出走したディサイファが3番人気に推されたものの、8着に敗れた。東京巧者と呼ばれる馬でも、このレースにおいては年齢に勝てないのが過去のデータで出ている。

昨年のサンレイポケットも4着と健闘はしたものの、馬券に絡めなかった。6歳以上の馬は少し狙いを下げた方が良さそうだ。

■【予想】過去の傾向分析②:血統面

このレースにおいて成績面で振るわない系統は、ヴァイスリージェントを含まないノーザンダンサー系。主なところでいえば、ハービンジャーやローエングリンなどが当てはまるが、このレースにおける成績は(0-1-0-12)。このうち2着に入ったのは、2017年のサトノクラウン。この年はキタサンブラックが勝利した年で、雨が降りしきる不良馬場で行われたものだった。

芝のタフなレースや馬場に強いノーザンダンサー系において、瞬発力勝負になりやすいこのレースは適性が逆になってくる。2017年のような馬場になれば好走の可能性が出てくるが、良馬場ならば割引だ。

また、母父では出走数が少ないながら、キングマンボ系が(0-0-0-6)と不振だ。出走数が少ないので、信頼しすぎるべきデータではないが、少し気にした方が良いかもしれない。

■【予想】過去の傾向分析③:前走コース

ほとんどの馬の前走は中央4場(東京・中山・阪神・京都)、あるいは札幌記念(GⅡ)の行われる札幌からというのが多い。不振なのはそれ以外の競馬場ということになるが、その中で出走数の多いところでいえば、同じ左回りの新潟競馬場になる。

左回り、外回りに関していえば直線が長く、東京と似た適性が問われるように思われるが、成績は(0-0-1-12)。3着に入ったのは2014年のイスラボニータであるが、この馬の前走は新潟内回り2200mのセントライト記念で、中山競馬場が改修工事による代替開催によるものだった。

着外12頭のうち5頭の前走は、同じく2014年に上記と同様の理由で、新潟で行われた内回り2200mのオールカマーであり、そのほかの7頭はすべて新潟記念だった。コースというよりは新潟記念組が割引という言い方もできる。前走新潟の馬は軽視したい。

これらのデータに該当している馬が直ちに「消し」というわけではないが、注意は必要だ。消しデータをかき消すほど能力が抜きん出ていると判断するか、好走条件に合致しているかを見極めて馬券の購入につなげていく必要がありそうだ。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。