【天皇賞(春)2023】予想・分析。好走率の下がる3つの消し条件とは?

Sporting News Japan Staff

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2023年4月30日、京都競馬場で天皇賞(春)(GⅠ/芝3200m)が行われる。アスクビクターモア、シルヴァーソニック、ジャスティンパレス、タイトルホルダー、ボルドグフーシュらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。

予想して馬券を買う上で、できるだけ点数を絞った方が回収率に繋がっていく。どんな馬を「消し」にすればいいのか。消し条件を洗い出すことで、馬券に不要な馬を削り、狙いたい馬によりフォーカスを当てて馬券を買うことができるだろう。

今回は天皇賞(春)の消し条件について分析していく。

■【予想】過去の傾向分析① 血統面

血統面ではかなり顕著な傾向が出ており、キングカメハメハ系産駒の成績が振るわない点だ。勝利したのはドゥラメンテ産駒のタイトルホルダーのみで、あとは3着のリオンディーズ産駒テーオーロイヤルの3着がある。いずれも阪神開催だった昨年のレースだ。

京都競馬場で行われた2013~2020年まで1頭も馬券に絡んでいなかった。今年から京都開催に戻るが、昨年の覇者タイトルホルダー含め、キングカメハメハ系産駒には不安なデータである。注意が必要だろう。

■【予想】過去の傾向分析② 前走クラス

GⅠレースとのため出走馬の前走クラスは高い。基本的にはGⅠやGⅡで、GⅢはダイヤモンドステークスのみ。長距離GⅠなので、基本的には長めの距離でのローテンションを組まれた馬が有利といえる。

中距離のGⅢや非重賞レースからの出走馬は、過去10年で一度も馬券に絡んでいない。馬の実力的にも格負けしやすいということもあり、消しで良いだろう。

■【予想】過去の傾向分析③ 前走馬場状態

3200mで施行されるGⅠであり、このレースはかなりのスタミナ戦となる。そのための体力が必要。過去10年の勝ち馬10頭中9頭は前走が良馬場で行われており、それ以外の馬場状態では(1-1-0-31)となっている(前走ダートを除く)。

前走が道悪だと体力を消耗してしまうことになるので、本番までのおつりがない状態となりやすい。前走良馬場の芝を走った馬を重視し、稍重より悪化した馬場で走った馬は割り引いた方が良いだろう。

これらのデータに該当している馬が直ちに「消し」というわけではないが、注意は必要だ。消しデータをかき消すほど能力が抜きん出ていると判断するか、好走条件に合致しているかを見極めて馬券の購入につなげていく必要がありそうだ。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。