2023年4月2日、阪神競馬場で大阪杯(GⅠ/芝2000m)が行われる。JRAの発表によると、昨年の2冠牝馬スターズオンアース、前走・中山記念(GⅡ)で2年ぶりの勝利を挙げたヒシイグアス、昨年1番人気5着からの雪辱を狙うジャックドール、エリザベス女王杯の勝ち馬ジェラルディーナら18頭が出走登録を行っている。
今回は大阪杯の登録馬から勢力図を考察。予想オッズの上位となり人気を集めそうな有力馬を中心に、レースを展望していく。
■2023年大阪杯の展望・人気・予想
二冠牝馬スターズオンアースが今年初戦を迎える。
昨年春は、桜花賞・オークスの両GⅠを制して牝馬クラシック二冠を達成した。骨折休養明けの秋華賞(GⅠ)で牝馬三冠を狙ったが、出遅れが響き勝ったスタニングローズから0秒1差の3着に敗れた。秋華賞後に左前肢繋靭帯炎が判明し、昨年末は治療に専念。今回は5ヵ月半の休み明けの一戦となる。秋華賞と同じ阪神芝2000mの舞台で、三冠を阻止された悔しさを晴らすべく、勝利を掴みたいところだろう。
古豪ヒシイグアスは虎視眈々と初のGⅠ制覇を狙う。
昨年6月の宝塚記念(GⅠ)2着後、重度の熱中症の影響で休養を余儀なくされた。8ヵ月ぶりの実戦となった前走・中山記念では5番人気の低評価を覆し、メンバー中上がり3ハロン最速の末脚を見せて勝利。2021年の中山記念以来、2年ぶりの勝利となった。これまでに国内外のGⅠを4戦して、全て掲示板に入っている。GⅠ戦線で安定した成績を残しているが、勝ち切れていない。コンビで4勝と相性の良い松山弘平騎手が継続騎乗の予定。混戦を断ち切り、ビックタイトル獲得を狙う。
香港カップ(GⅠ)7着以来の実戦となるジャックドールは、昨年の雪辱を狙う。
初の海外遠征となった前走・香港カップはスタートで後手を踏み、中団からのレースに。直線では鞍上の武豊騎手が追い出すも伸びを欠き、7着に敗れた。道中の位置取りがいつもより後方になったことが敗因と考えられる。過去3戦は逃げ馬パンサラッサと同じレースに出走していたため、控える競馬を選択している。今回はパンサラッサが不在。絶対的な逃げ馬はいない。再び逃げの戦法に出る可能性も十分にある。鞍上予定の武騎手がどのように勝利に導くのか注目だ。
ジェラルディーナは昨秋の勢いそのままに、今回も力を発揮できるだろうか。
昨秋はオールカマー(GⅡ)で重賞初勝利を果たす。その後、エリザベス女王杯(GⅠ)では重馬場の中、最後の直線で大外を強襲し、差し切り勝ちを決めた。有馬記念(GⅠ)でも末脚を繰り出し3着に好走。驚異的な成長を見せている。有馬記念以来の実戦となる今回は、初コンビとなる岩田望来騎手が鞍上を予定している。同騎手にとってGⅠ初勝利のビックチャンスが到来した。
以下、日経新春杯(GⅡ)で重賞2勝目を飾ったヴェルトライゼンデ、中京2000mで行われた中日新聞杯(GⅢ)の覇者キラーアビリティ、中山記念7着からの巻き返しを図るダノンザキッド、前走・アメリカジョッキークラブカップ(GⅡ)を勝利したノースザブリッジら、中距離王をかけた一戦に豪華メンバーが集結した。
■大阪杯の日程、競馬場、コース
2023年4月2日(日曜) 2回阪神4日
第67回大阪杯GⅠ
4歳以上 オープン(国際)(指定)定量
コース:2,000メートル(芝・右)
本賞金:20000,8000,5000,3000,2000万円
■大阪杯の出走予定登録馬一覧
※馬名、斤量、性齢、調教師名
アラタ 58.0 牡6 和田勇介(美浦)
ヴェルトライゼンデ 58.0 牡6 池江泰寿(栗東)
キラーアビリティ 58.0 牡4 斉藤崇史(栗東)
ジェラルディーナ 56.0 牝5 斉藤崇史(栗東)
ジャックドール 58.0 牡5 藤岡健一(栗東)
スターズオンアース 56.0 牝4 高柳瑞樹(美浦)
ダノンザキッド 58.0 牡5 安田隆行(栗東)
ノースザワールド 58.0 牡5 大久保龍志(栗東)
ノースブリッジ 58.0 牡5 奥村武(美浦)
ヒシイグアス 58.0 牡7 堀宣行(美浦)
ヒンドゥタイムズ 58.0 セ7 斉藤崇史(栗東)
プログノーシス 58.0 牡5 中内田充正(栗東)
ポタジェ 58.0 牡6 友道康夫(栗東)
マテンロウレオ 58.0 牡4 昆貢(栗東)
マリアエレーナ 56.0 牝5 吉田直弘(栗東)
モズベッロ 58.0 牡7 森田直行(栗東)
ラーグルフ 58.0 牡4 宗像義忠(美浦)
ワンダフルタウン 58.0 牡5 高橋義忠(栗東)
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