【北九州記念2022】予想・分析! コースやレースラップ、好走血統の特徴は?

Sporting News Japan Staff

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2022年8月21日、小倉競馬場で北九州記念(GⅢ/芝1200m)が行われる。今回は北九州記念が行われるコースの特徴、レースラップの特徴、さらに過去の好走血統について分析する。

■予想・分析①:コースの特徴

ワンターンのコースとなる小倉芝1200m。2コーナーのポケットからスタートし、3コーナーまでの距離は479mとなっている。スタート地点が一番高く、そこから駆け降りるコース形態となるため、ハイペースになりやすい。

3、4コーナーはスパイラルカーブで下り坂が続く。スピードに乗ったままコーナーを回るため、コーナリングのうまさが要求される。

直線は平坦なので、馬場が良ければ逃げ・先行馬がスピードを生かして粘りこむことが多い。馬場が悪化してくれば、逆に差し馬天国になることも考えられる。

■予想・分析②:レースラップの特徴

最初の2ハロン目はほぼ毎年10秒台のラップで、10秒台前半の年も珍しくはない。そのため、最初の600mは32秒台となることもまずまずみられる。

後半の600mは、前半が速くなる分、ラップタイムとしてはそこまで速くならない。馬場状態が良いと、先行馬がそのままなだれ込む傾向。だが開催後半で馬場状態の悪化が見込まれる場合は、差し馬が台頭する。

■予想・分析③:好走血統、不振な血統

近年ではキングカメハメハ系の種牡馬の成績が良く、中でもスピード能力に長けているロードカナロア産駒の成績が好成績。小倉芝1200m全体でもロードカナロア産駒の成績は良いため、コース成績通りといえるだろう。

ダイワメジャー産駒の成績がいまひとつで、(0-0-1-8)。コース相性は悪くないが、北九州記念との相性は微妙だ。

■まとめ

今回の分析をまとめると……

  • スピードを保ったままコーナーを回りやすい(コーナリングのうまさが必要)
  • 前半はかなりのハイペースになりやすい(開催後半なので、差しも決まりやすい)
  • キングカメハメハ系種牡馬の好走が目立つ(特にロードカナロアは成績が良い)

秋のGⅠ・スプリンターズステークスにもつながっていく夏の小倉短距離重賞。コース的にハイペースになりやすいため、高いトップスピードとそれを持続できる馬が強い。コーナリングのうまさも問われるため、求められる能力が多いレースだ。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。