【北九州記念2022】予想・分析。好走率52%、回収率約140%の条件とは?

Sporting News Japan Staff

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2022年8月21日、小倉競馬場で北九州記念(GⅢ/芝1200m)が行われる。テイエムスパーダ、ナムラクレア、タイセイビジョン、アネゴハダ、ファストフォースらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。

今回は北九州記念の好走条件について分析していく。

予想して馬券を買う上で、軸馬の選定は欠かすことのできない要素だ。どんな馬を軸馬にすればいいのか。好走条件を紐解いていくことで、期待値の高い馬が見えてくる。

■【予想】過去の傾向分析①:人気

まず北九州記念は3連単10万越えの年は過去10年で4回あり、うち2回は100万円を超える高配当と、波乱傾向の高いレースだ。しかし11番人気以下が馬券に絡んだのは、70頭中5頭と人気相応に厳しい結果となっている。

高配当を狙う上なら2桁人気は押さえたいが、馬券の中心となる馬はやはり10番人気以内の馬から選ぶのがよさそうだ。

※以降のデータはすべて11番人気以下の人気薄を除外して集計。10番人気以内にのみ絞って考察

■【予想】過去の傾向分析②:斤量

ハンデ戦の北九州記念は過去10年で見ると、斤量の重い馬が苦戦傾向だ。具体的に斤量57㎏以上の馬の成績は(1-0-0-9)、馬券に絡んだのは2020年のレッドアンシェルのみで、この時の斤量は57㎏だった。

小倉で行われる中距離のハンデ重賞は重い斤量を背負った馬も好走しているが、短距離戦では逆に斤量の重い馬が苦戦傾向にある。

■【予想】過去の傾向分析③:騎手

北九州記念は関西所属騎手が活躍。外国人騎手(短期免許)、関東所属騎手の成績不振が目立つ。

具体的に関西所属騎手以外の成績は過去10年で(1-0-0-8)、馬券に絡んだのは2014年のリトルゲルダのみ。近年、外国人騎手(短期免許)、関東騎手は馬券に絡んでいない。

北九州記念は開催後半ということもあり、馬場読みも重要。重賞騎乗のために遠征する外国人騎手や関東所属騎手よりも、この時期に小倉騎乗経験の多い関西所属騎手の方が有利となっている。

■【予想】過去の傾向分析④:血統

北九州記念では父、母父ともに近年の主流血統の馬の多くが馬券に絡んでいる。一方で父ノーザンダンサー系の不振が目立つ。過去10年で(2-1-0-19)。馬券に絡んだのは、キングヘイロー産駒のダイアナヘイロー、ダイメイプリンセス2頭のみである。

母父ノーザンダンサー系の成績は(2-1-3-20)。父ノーザンダンサー系と比較すると、複勝率が向上する。だが父ノーザンダンサー系は、近年の成績から割引と考えるのが妥当だろう。

■【予想】過去の傾向分析⑤:前走着順

過去10年で前走勝ち馬の成績は(4-6-2-16)、複勝率42%と非常に好調だ。また前走下級クラスのレースを走っていた馬は、格上挑戦馬も含めて全て前走勝ち馬だった。

馬券の中心となる馬は、過去の実績より近走の勢いを重視。前走を勝った馬から選びたい。

■過去の好走条件、すべてに該当する馬の成績は?

他にも「半年以上の休み明け」や「当日の馬体重の増減プラス・マイナス20キロ以上」といった好走率がぐんと下がる項目に該当している馬を除外。すると上記の好走条件にすべて合致する馬の成績は……

(3-5-2-9)
勝率15% 複勝率52%
単勝回収率147% 複勝回収率127%

非常に優秀な成績となっている。

今年もこれらの項目に該当する馬は要注意。軸馬、穴馬として一考の余地がありそうだ。すべての条件に該当していなくとも、複数該当していれば注目してみてみるのがいいかもしれない。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。