【凱旋門賞2022】最新オッズは?日本馬のライバルとなる海外馬の評価はどうか

Sporting News Japan Staff

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2022年10月2日、フランスのパリロンシャン競馬場で凱旋門賞(GⅠ/芝2400m)が行われる。日本からは、春のグランプリホースであるタイトルホルダーやニエル賞(GⅡ)4着から本番に挑む日本ダービー馬ドウデュースらが出走を予定している。

海外ブックメーカー『ウィリアムヒル』は9月28日現在、最新のオッズを発表している。

前走、強豪相手に完勝したルクセンブルクが人気の中心だ。

2歳時に フューチュリティトロフィー(GⅠ)を制覇。その時点でイギリスダービー(GⅠ)の最有力候補と目されていた。今年初戦となったイギリス2000ギニー(GⅠ)はスタートで出遅れ、躓くアクシデントにみまわれ、3着に敗退。その後英ダービーは脚部不安の為、回避した。復帰戦のロイヤルホイップステークス(GⅢ)を勝利後、前走のアイルランドチャンピオンステークス(GⅠ)で同じ3歳馬のフランスダービー(GⅠ)馬・ヴァデニ、パリ大賞(GⅠ)を勝利したオネストを撃破し、評価が急上昇した。

GⅠ5勝の5歳牝馬アルピニスタも有力な1頭である。

昨年はドイツGⅠを3連勝。今年に入りサンクルー大賞とヨークシャ―オークスを制し、GⅠ5連勝を飾る。芝2400mの実績はメンバー中最上位。ヨークシャーオークスからの直行となるが、近年このローテーションでエネイブルが2017年1着、2019年2着、シーオブクラスが2018年2着と結果を残している。また、牝馬が過去10年で6勝を挙げており、実績や近年の傾向が人気を集める要因と言えるだろう。芦毛の5歳牝馬が連勝の勢いで世界の頂上を狙う。

昨年の凱旋門賞馬トルカータータッソは、連覇の期待がかかる。

今年は直近のGⅠ2戦で2着2回と好走を続けている。昨年同様、バーテン大賞(GⅠ)からの臨戦過程となった。凱旋門賞はエネイブルやトレヴといった連覇をした馬や、2年連続して2着に入ったオルフェーヴルなど、リピーターの多いレースである。昨年の凱旋門賞で3着以内に入った出走馬は同馬のみ。凱旋門賞最多勝記録を持つL.デットーリ騎手が鞍上に予定されており、連覇への期待が高まっている。

それに続くのが、フランスダービーを5馬身差で圧勝したヴァデニ。初の古馬との対戦となったエクリプスステークス(GⅠ)では、GⅠ3勝のミシュリフやドバイターフを2連覇したロードノースを退けGⅠ連勝を飾った。前走・愛チャンピオンSは同じ3歳のルクセンブルク、オネストの後塵を拝し3着に敗れている。父は現役時代、芝1400~1600mのGⅠを4勝したチャーチル。その距離適性から当初、次走には10ハロン戦のイギリスチャンピオンステークス(GⅠ)が有力視されていたが、馬場を考慮して凱旋門賞に参戦する可能性が高まっている。

タイトルホルダーは天皇賞・春、宝塚記念の国内GⅠ2戦で圧勝劇を演じており、現地でも一時1番人気となっていた。しかし今回は休み明けの出走。本番が近づき前哨戦で状態の良さを見せているライバル達よりも評価が下がった。日本馬にとってはタフな馬場に適応できるがカギとなるが、凱旋門賞勝ち馬であるモンジュ―、トニービン、ミルリーフの血脈が流れており、血統からも適応する可能性は十分考えられる。日本の大将格であるタイトルホルダーが念願の凱旋門賞制覇に挑む。

日本馬はタイトルホルダーを含め4頭が出走登録している。前哨戦・ニエル賞4着から巻き返しを狙う武豊騎手鞍上のドウデュースは41倍、2年連続の参戦で今年は前哨戦を使わずに直行するディープボンドと、今回鞍上予定のC.ルメール騎手とのコンビで海外重賞2勝を挙げているステイフーリッシュの両馬は81倍となっている。

■凱旋門賞の日程、競馬場、コース

2022年 10月2日(日曜)パリロンシャン競馬場(フランス)
第101回 凱旋門賞GⅠ
3歳以上 牡・牝 定量 コース:2,400m (芝・右)
発送時刻:23時05分(現地時間 10月2日 16時05分)

■ウィリアムヒルによる凱旋門賞の最新オッズ一覧

※馬名 オッズ

ルクセンブルク 5.5
アルピニスタ 6.0
トルクァートアタッソ 8.5
ヴァデニ 10.0
タイトルホルダー 10.0
ウエストオーバー 11.0
オネスト 13.0
ラパリジェンヌ 15.0
アルハキーム 29.0
ミシュリフ 29.0
マレオーストラリス 34.0
ベリーエレガント 41.0
ドウデュース 41.0
メンドシノ 51.0
モスタダフ 51.0
トゥルーテスタメント 67.0
ウエストウインドブローズ 67.0
シーリウェイ 67.0
バブルギフト 81.0
ブルーム 81.0
グランドグローリー 81.0
ステイフーリッシュ 81.0
ディープボンド 81.0
アレンケル 101.0
Le Destrier 501.0

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。