【凱旋門賞2022】最新オッズは?前哨戦、バーイードの出走見送りによってオッズが変動

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2022年10月2日、フランスのパリロンシャン競馬場で凱旋門賞(GI/芝2400m)が行われる。日本からは、宝塚記念でGⅠ3勝目を挙げたタイトルホルダー、武豊騎手と共に前哨戦・ニエル賞(GⅡ)で4着から巻き返しを狙う今年の日本ダービー馬ドウデュースらが出走を予定している。

海外ブックメーカー『ウィリアムヒル』は9月15日現在、最新のオッズを発表している。

1番人気に支持されていたバーイードが出走を見送ることになった。

前走イギリス・インターナショナルステークス(GⅠ/芝2050m)で後続に6馬身半差をつける圧巻のパフォーマンスを見せ、レース後に動向が注目されていた。管理するW.ハガス調教師は、凱旋門賞かイギリス・チャンピオンステークス(GⅠ)のいずれか1戦で引退することを明言していたが、英チャンピオンSへの参戦が決定。これにより、ウィリアムヒルの凱旋門賞オッズから馬名が外れた。日本馬にとって最大の敵と目されていただけに、凱旋門賞制覇に向けて追い風となるか。

1番人気に浮上したのは、アイリッシュチャンピオンステークス(GⅠ)を制したルクセンブルクだ。

前走・愛チャンピオンSで、パリ大賞(GⅠ)を勝利したオネストとの叩き合いを制し、昨年のフューチュリティトロフィー以来のGⅠ2勝目を挙げた。フランスダービー、エクリプスステークスを制し、GⅠ2連勝中だったヴァデニ(3着)を退けたことも人気を集める要因だろう。バーイードの出走見送りで主役候補に名乗りを挙げた。

ヨークシャーオークスでGⅠ5連勝を飾ったアルピニスタが続く。

ヨークシャ―オークスは好位からレースを進め、力強い差し脚でGⅠ5勝目を挙げた。昨年のベルリン大賞(GⅠ)では、のちの凱旋門賞馬トルカータータッソに2馬身半差をつけて快勝。今年に入ってからも牡馬相手のサンクルー大賞(GⅠ)で昨年の凱旋門賞3着馬ハリケーンレーンらを抑えて勝利している。GⅠ5勝を含め、クラシックディスタンスは(7-2-0-0)と実績は最上位。連勝の勢いのまま、凱旋門賞制覇なるか期待が高まっている。

トルカータータッソは虎視眈々と連覇を狙う。

昨年同様、前哨戦としてバーデン大賞に出走。主戦のR.ピーチュレク騎手は専属契約のあるメンドシノに騎乗し、同馬はL.デットーリ騎手が手綱を取った。レースは直線でメンドシノとの叩き合いとなり、アタマ差2着に敗戦。本番でもピーチュレク騎手はメンドシノに騎乗するため、同馬は引き続きデットーリ騎手が鞍上を務める予定だ。

日本でGⅠ3勝のタイトルホルダーが4番人気に推されている。

前走・宝塚記念は後続に2馬身差つけて勝利し、2分9秒7のレースレコードを記録した。パリロンシャン競馬場は2015年に大規模改修工事が行われ、2018年にリニューアルオープンしたが、2018年以降はサドラーズウェルズを内包している馬が4年連続で凱旋門賞を制している。同馬の母父モンジュ―は、サドラーズウェルズの直仔で1999年にエルコンドルパサーを抑えて凱旋門賞を勝利。血統面からも人気を集めていると推察される。9月14日に国内最終追切を終え、同16日にフランスへ出国する予定。日本競馬悲願の凱旋門賞制覇なるか注目だ。

日本馬はタイトルホルダーを含め4頭が出走登録している。前哨戦・ニエル賞で4着に敗れたドウデュースは評価を下げ26倍、2年連続で参戦するディープボンドは51倍、前走・ドーヴィル大賞(GⅡ)で2着に入ったステイフーリッシュが67倍となっている。

以下、上位オッズの一覧となっている。

※馬名 オッズ
※9月15日時点

ルクセンブルク 5.5
アルピニスタ 8.0
トルカータータッソ 9.0
アダイヤー 9.0
タイトルホルダー 10.0
オネスト 13.0
ヴァデニ 21.0
ラパリジェンヌ 21.0
ウエストオーバー 21.0
ドウデュース 26.0
キプリオス 34.0
ハリケーンレーン 34.0
アルハキーム 34.0
シムカミル 41.0
ラッソー 41.0
スウィートレディ 51.0
メンドシノ 51.0
ブルーム 51.0
エミリーアップジョン 51.0
チューズデー 51.0
トゥルーテスタメント 51.0
ディープボンド 51.0
サンマルコ 67.0
バブルギフト 67.0
ベリーエレガント 67.0
グランドグローリー 67.0
ニューロンドン 67.0
ラストロノーム 67.0
ステイフーリッシュ 67.0
ラプティココ 67.0
マレオーストラリス 67.0
アガヴェ 101.0
エインシャントローム 101.0
フェヌロン 101.0
ムタバイ 101.0
プリティタイガー 101.0
アレンケル 101.0
バイカラ 101.0
ロサシア 101.0
ピズバディール 101.0
シーリウェイ 101.0
ストーンエイジ 101.0

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。