2023年2月12日、東京競馬場で共同通信杯(GⅢ/芝1800m)が行われる。JRAの発表によると、朝日杯フューチュリティステークス3着のレイベリング、ホープフルステークスで2番人気4着となったファントムシーフ、東京スポーツ杯2歳ステークスで2着に入ったダノンザタイガー、新潟2歳ステークス2着以来久しぶりの実戦となるウインオーディンら13頭が出走登録を行っている。
今回は共同通信杯の登録馬から勢力図を考察。予想オッズの上位となり人気を集めそうな有力馬を中心に、レースを展望していく。
■2023年共同通信杯の展望・人気・予想
実績最上位のレイベリングが人気の中心だ。
11月の東京芝1600mで行われた新馬戦でデビュー。17番枠から外々をまわり、豪快に差し切り勝ちを決めた。GⅠ・朝日杯FSでは、新馬戦の勝ちっぷりや2020年に朝日杯FSを制したグレナディアガーズと同じ父Frankelという血統から3番人気の支持。レースは五分のスタートで5番手につける。直線ではドルチェモア、ダノンタッチダウンとの叩き合いに敗れはしたものの、2戦目でGⅠ3着と素晴らしい結果を残した。明け3歳初戦。どんな走りをするのか注目だ。
前走のホープフルSで惜敗したファントムシーフが関西馬筆頭だ。
新馬戦・野路菊ステークス(OP)で2連勝を飾り、暮れの2歳中距離GⅠ・ホープフルSに挑んだ。鞍上の福永祐一騎手にとって、国内最後のGⅠ参戦になる可能性があり、2番人気での出走となった。1番枠から中団の内ラチ沿いで最後の末脚にかけたが、先行した2頭に届かず4着に敗れた。しかし、メンバー中上がり3ハロン・2位の切れ味を繰り出しており、GⅠでも通用する力を見せている。今回はC.ルメール騎手が鞍上に予定されている。名手と共に重賞タイトル獲得を目指す。
国枝栄厩舎のダノンザタイガーは、悲願のダービー制覇に向け前進できるか。
前走・東京スポーツ杯2歳S(GⅡ)は3ヵ月ぶりの実戦。成長分もあってかプラス12kgと馬体重を増やしてきた。直線で大外から鋭い末脚を見せたが、内からロスなく脚を伸ばしたガストリックにクビ差届かず2着。休み明けや通ったコースを考えれば、負けて強しの内容と言える。多数のGⅠ馬を送り出している国枝調教師だが、ダービーは制していない。同馬は2020年のセレクトセールにおいて約3億円で取引された期待馬。陣営はデビュー前からダービーを意識していた。ここを勝利してダービー制覇への足がかりにしたいところだろう。
ウインオーディンは8月の新潟2歳ステークス(GⅢ)で2着に入った。勝ったキタウイングは今年1月のフェアリーステークス(GⅢ)を勝利しており、決してレベルの低いメンバー構成ではなかった。初勝利は新潟芝1800mで行われた未勝利戦。左回り・同距離で勝利した経験はここでも活かされると考察される。休み明けの一戦となるため、状態面が好走のポイントと言えるだろう。
以下、前走の新馬戦で後続に6馬身差をつけて圧勝したタッチウッド、朝日杯FSで16番人気4着と好走したキョウエイブリッサ、こうやまき賞(1勝クラス)で連勝を飾ったコレペティトールら注目の若駒がクラシックの登竜門に挑む。
■共同通信杯の日程、競馬場、コース
2023年2月12日(日曜) 1回東京6日
第57回共同通信杯GⅢ
3歳オープン(国際)(特指)別定
コース:1,800メートル(芝・左)
本賞金:4000,1600,1000,600,400万円
■共同通信杯の出走予定登録馬一覧
※馬名、斤量、性齢、調教師名
ウインオーディン 56.0 牡3 鹿戸雄一(美浦)
キョウエイブリッサ 56.0 牡3 武市康男(美浦)
コレペティトール 56.0 牡3 中竹和也(栗東)
シュタールヴィント 56.0 牡3 矢作芳人(栗東)
シルバースペード 56.0 牡3 小野次郎(美浦)
シーズンリッチ 56.0 牡3 久保田貴士(美浦)
タスティエーラ 56.0 牡3 堀宣行(美浦)
タッチウッド 56.0 牡3 武幸四郎(栗東)
ダノンザタイガー 56.0 牡3 国枝栄(美浦)
トーアライデン 56.0 牡3 村山明(栗東)
ファントムシーフ 56.0 牡3 西村真幸(栗東)
レイベリング 56.0 牡3 鹿戸雄一(美浦)
ロードプレイヤー 56.0 牡3 尾形和幸(美浦)
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