【共同通信杯2023】予想・分析。好走率の下がる3つの消し条件とは?

Sporting News Japan Staff

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2023年2月12日、東京競馬場で共同通信杯(GⅢ/芝1800m)が行われる。タスティエーラ、タッチウッド、ダノンザタイガー、レイベリング、ロードプレイヤーらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。

予想して馬券を買う上で、できるだけ点数を絞った方が回収率に繋がっていく。どんな馬を「消し」にすればいいのか。消し条件を洗い出すことで、馬券に不要な馬を削り、狙いたい馬によりフォーカスを当てて馬券を買うことができるだろう。

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今回は共同通信杯の消し条件について分析していく。

■【予想】過去の傾向分析① 種牡馬

過去10年で優秀なのはやはりディープインパクト産駒、ハーツクライ産駒。だがディープインパクト産駒は現3歳世代がラストクロップで、ハーツクライ産駒も徐々に減ってきているものの、これらの産駒が出走してきた時は、素直に信頼して良いだろう。

消しとなる種牡馬は、ロードカナロアだ。キングカメハメハ系自体そこまで相性の良いレースではないが、ロードカナロア産駒は(0-0-0-3)。2021年ディオスバリエンテが5番人気11着、昨年のダノンスコーピオンが4番人気7着に終わっている。挙げた馬は単勝オッズが10倍以下だったが、それでも人気を裏切ってきた。

また、バゴ産駒も相性が良くない。2013年マンボネフューが3番人気5着、2021年ステラヴェローチェが1番人気5着。この2頭の種牡馬は共同通信杯と相性が良くないと思っていて良さそう。さらにキングカメハメハ系にとっても、相性の良くないレースと考えられる。

■【予想】過去の傾向分析② 前走コース

新馬戦や未勝利戦から挑んでくる馬、前走ダートから参戦してくる馬もいるので、様々なコースから出走してくることが多いレースである。前週にきさらぎ賞があり、関東馬が中心のレースとなりやすい。前走東京芝、中山芝という馬が多数だ。

その中で、過去10年で複数等出走しながら、過去10年間で一度も馬券に絡んでいないコースがある。それは、前走中山芝1800m、そして、東京芝1600mである。

例えば、今回と同距離である中山芝1800mであるが、成績としては(0-0-0-6)。目立った人気馬は出走していないが、左右のコーナリングやコーナーの数、直線の長さの違いなど、同じ距離でも条件の異なるコースとなる。

また、前走東京芝1600mは(0-0-0-5)。こちらは2021年のレフトゥバーズが3番人気で出走したが、9着に敗れていた。同じコースではあるが、200m伸びただけでレースの質が変わるのだろう。前走がこの2つに該当する馬は軽視が必要だろう。

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■【予想】過去の傾向分析③ 生産牧場

クラシック戦線は社台・ノーザンファーム系、特に近年はノーザンファームの台頭が際立つ。だがこのレースにおいては社台ファーム生産馬の成績が芳しくなく、過去10年で(0-0-0-8)といった成績だ。

この中には、2018年2番人気10着だったステイフーリッシュ、2017年3番人気6着だったエアウィンザーといった上位人気馬も含まれている。社台コーポレーション白老ファームからは、2013年メイケイペガスター、2014年イスラボニータといった勝ち馬が生産されている。あくまで、同じ社台系列でも千歳・社台ファーム生産馬の成績が奮わない。

社台系列は馬産地に多く牧場を構えるが、千歳・社台ファーム生産馬だけは相性が良くない。

これらのデータに該当している馬が直ちに「消し」というわけではないが、注意は必要だ。消しデータをかき消すほど能力が抜きん出ていると判断するか、好走条件に合致しているかを見極めて馬券の購入につなげていく必要がありそうだ。

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Sporting News Japan Staff

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。