2023年2月12日、阪神競馬場で京都記念(GⅡ/芝2200m)が行われる。週中には美浦、栗東の各トレーニングセンターで出走予定馬たちが調教・最終追い切りを行った。
国内での復帰戦となる日本ダービー馬ドウデュースを筆頭に、復活が期待されるエフフォーリア、前走・中日新聞杯(GⅢ)を勝利し復調気配漂うキラーアビリティ、前走は鋭い末脚で3着を確保したプラダリア、得意舞台で巻き返しを図るユニコーンライオンらが出走を予定しているが、各馬はどんな状態にあるのか。実力が拮抗している重賞レースだけに、当週のコンディション、状態によって着順は入れ替わってくることが予想される。
馬券を買う上でも各馬の状態は重要なファクターの一つ。今回は上位人気が予想される馬を中心に最終追い切りの様子を振り返っていく。
■最終追い切り動画
▼【ドウデュース】 友道康夫厩舎
2月8日 栗東・ポリトラックコース 良
6F82秒2 - 5F65秒1 - 4F50秒2 - 3F36秒4 - 1F11秒2
評価:C
単走。調教助手が騎乗し、馬なりから終い重点の追い切りとなった。追われてからの反応良く状態は悪くないか。
ただこれまでの最終追い切りは馬なりのみで行ってきた本馬だが、今回終いに強く追われる追い切りを消化した点は気がかりだ。
馬体も太め残りに見え、急仕上げ感の否めない仕上がり。能力は非常に高い馬であり、能力で勝ち切ってしまう可能性もあるが断然の1番人気の信頼はおけない印象。思わぬ凡走も考えられそうだ。
▼【エフフォーリア】 鹿戸雄一厩舎
2月8日 美浦・南ウッドチップコース 良
6F83秒3 - 5F68秒3 - 4F53秒1 - 3F38秒5 - 1F12秒0
評価:B+
併せ馬。横山武史騎手が騎乗し、馬なりから終い重点の追い切りとなった。
前進気勢が強く、気配は良好。結果を出していた頃に近い動きを披露し、好感の持てる最終追い切りとなった。
今回はブリンカーを外すことになるが、馬の行きっぷりが良い頃に戻ってきているという表れでもあるだろう。ここでの復活に期待のかかる1頭だ。
▼【キラーアビリティ】 斉藤崇史厩舎
2月8日 栗東・Cウッドチップコース 良
6F83秒7 - 5F67秒3 - 4F52秒1 - 3F37秒0 - 1F11秒6
評価:B
単走。団野大成騎手が騎乗し、馬なりから終い重点の追い切りとなった。
追われてからの反応は良く、状態良好。前走と比較すると見劣りする印象だが、あらかた態勢は整っているようだ。
前走・中日新聞杯(GⅢ)では久々に勝利し、復調をアピールした。前走よりもメンバーレベルの上がる今回は、今後に向けての試金石となるようなレースとなるだろう。現状でどれだけやれるか注目だ。
▼【プラダリア】 池添学厩舎
2月8日 栗東・Cウッドチップコース 良
6F82秒6 - 5F66秒9 - 4F52秒0 - 3F37秒2 - 1F11秒6
評価:C
単走。池添謙一騎手が騎乗し馬なりから終いに軽く追われた。
気合い乗りが乏しく、気配面は一息。好調時と比較しても数枚見劣る仕上がりだ。
前走一叩きされたが、まだ良化途上の感が否めない印象。現状でどこまでやれるかだろう。
▼【ユニコーンライオン】 矢作芳人厩舎
2月8日 栗東・Cウッドチップコース 良
7F98秒4 - 6F81秒6 - 5F66秒7 - 4F52秒3 - 3F37秒5 - 1F11秒4
評価:B+
3頭併せ馬。坂井瑠星騎手が騎乗し、馬なりから終い重点の追い切りとなった。
力強いフットワークで状態は良さそう。約3ヵ月の休み明けとなるが、重たさは全く感じず非常に好感の持てる仕上がりだ。
阪神芝2200mは宝塚記念(GⅠ)で2着に好走した得意舞台。舞台設定も込みで非常に楽しみな1頭だ。
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■まとめ
例年に無く豪華なメンバーが集結した今年の京都記念。昨年のダービー馬ドウデュースと一昨年の年度代表馬エフフォーリアが初の直接対決を迎え、非常に楽しみな一戦だ。
昨年の京都記念は有力各馬が総崩れとなり、波乱の決着となった。次のレースへ向けた前哨戦としてこのレースを使う有力馬も多く、今年も波乱の余地があるだろう。仕上がりの良い人気薄の馬にも警戒を払うべきレースとなりそうだ。
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