2023年2月12日、阪神競馬場で京都記念(GⅡ/芝2200m)が行われる。ウインマイティー、エフフォーリア、キラーアビリティ、ドウデュース、プラダリアらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。
予想して馬券を買う上で、できるだけ点数を絞った方が回収率に繋がっていく。どんな馬を「消し」にすればいいのか。消し条件を洗い出すことで、馬券に不要な馬を削り、狙いたい馬によりフォーカスを当てて馬券を買うことができるだろう。
今回は京都記念の消し条件について、阪神開催の過去2年から分析していく。
■【予想】過去の傾向分析① 血統面
頭数が集まるレースではないので、過去2年では際立った傾向までは出ていない。好成績なのはステイゴールド系で、これは昨年のアフリカンゴールドの逃げ切り勝ちからも印象が強い。宝塚記念(GⅠ)なども行われる阪神芝2200mは、ステイゴールド系は相性の良いコースだ。
一方で成績が良くない血統はディープインパクトだ。父としては2021年の勝ち馬ラヴズオンリーユーを出しているが、馬券に絡んだのはこの馬のみ。(1-0-0-6)と、好成績とは言えない。ラヴズオンリーユーは海外GⅠも勝利したような馬なので、単純に能力が違ったと考えられる。
母父ディープインパクトは(0-0-0-3)。阪神芝2200mは直線の短い内回りで直線急坂のあるコースであり、持続力が求められる。ディープインパクト産駒が多く持つ瞬発力やキレがあまり要求されない点も影響していそうだ。
血統欄にディープインパクトの文字があるだけで人気になりがちだが、ここはむしろ軽視で良いだろう。
■【予想】過去の傾向分析② 前走場所
阪神で行われた過去2年に出走した馬の前走は、主要4場(東京、中山、京都、阪神)+中京の5場に限られる。この中で一度も馬券に絡んでいない競馬場は、今回と同じ阪神競馬場だ。
過去2年、前走が阪神競馬場だった馬の成績は(0-0-0-4)。馬券圏外の4頭はいずれも4番人気以内と、比較的人気の馬だった。昨年も2番人気だったレッドジェネシス(前走阪神開催のGⅠ・菊花賞)が13着、4番人気だったジェラルディーナ(前走GⅢ・チャレンジカップ)が4着だった。
同じ競馬場での連戦とは言え、前走阪神競馬場のレースだった馬は軽視で良いだろう。
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■【予想】過去の傾向分析③ キャリア
キャリア10戦以下の馬は(1-0-0-5)。この1勝は2021年のラヴズオンリーユー。やはり、ラヴズオンリーユーは別格の馬だったと考えられる。この条件には、昨年の1番人気ユーバーレーベンや4番人気ジェラルディーナも含まれている。
過去2年では4歳馬が1度も馬券圏内に絡んでおらず、(0-0-0-4)といったものだ。今年もこの条件が当てはまると、ほとんどの上位人気馬が馬券圏外に敗れ、今年も大波乱になりそうだが、どうだろうか。
これらのデータに該当している馬が直ちに「消し」というわけではないが、注意は必要だ。消しデータをかき消すほど能力が抜きん出ていると判断するか、好走条件に合致しているかを見極めて馬券の購入につなげていく必要がありそうだ。
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