2023年2月18日、阪神競馬場で京都牝馬ステークス（GⅢ／芝1400m）が行われる。JRAの発表によると、芝1400mで3戦3勝のウインシャーロット、昨年の覇者ロータスランド、昨年の桜花賞（GⅠ）の2着馬ウォーターナビレラ、同コースで行われたスワンステークス（GⅡ）で2着に入ったララクリスティーヌら21頭が出走登録を行っている。
今回は京都牝馬Sの登録馬から勢力図を考察。予想オッズの上位となり人気を集めそうな有力馬を中心に、レースを展望していく。
■2023年京都牝馬Sの展望・人気・予想
ウインシャーロットは初の阪神でも堅実さを見せられるか。
これまでに14戦して（5-6-2-1）の成績。唯一馬券を外した2歳新馬戦も4着と、全レースで掲示板に入っている。前走・ターコイズステークス（GⅢ）は、プラス14kgと馬体を増やして臨んだ。レースは15番枠から好スタートを決め、すんなり2番手追走。4コーナーで先頭に並びかけて直線を迎えると、坂の途中で追い出す。粘り腰を見せたが、ゴール直前でミスニューヨークに差されて2着に敗れた。それでも初重賞挑戦で力が通用するところを見せている。芝1400mは3戦3勝と負けなし。初の阪神競馬場だが、自慢の先行力で押し切ってもおかしくないだろう。
ロータスランドは前走・阪神カップ（GⅡ）9着から巻き返して連覇を狙う。
昨年の京都牝馬Sを1分19秒7の好タイムで制し、続く高松宮記念（GⅠ）で2着に好走した。その後、牡馬の一線級との対戦で4戦連続着外が続いている。しかし、1着との着差は0秒4以内と崩れておらず、牝馬同士の戦いになれば上位争いは必至だ。
ウォーターナビレラは初重賞勝利を飾った舞台で1年3ヵ月ぶりの勝利を目指す。
牝馬クラシック戦線を完走した同馬。桜花賞ではスターズオンアースにハナ差2着ともう少しのところで戴冠を逃した。オークス（GⅠ）以降は距離が延びて本来の走りができず、2桁着順が続いている。今回は秋華賞（GⅠ）以来4ヵ月ぶりの実戦となる。同コースは2歳時にファンタジーステークス（GⅢ）を制した舞台。ここで復活勝利を決めて、春のGⅠ戦線に挑みたいところだろう。
ララクリスティーヌは、2走前のスワンSで中団から直線力強く脚を伸ばして2着に好走。前走・キャピタルステークス（L）では、牡馬を一蹴してリステッド初勝利を飾った。今回も鞍上に予定されている菅原明良騎手とは、コンビで（3-2-0-0）と連対率100％を誇る。相性の良い鞍上を背に初重賞勝利なるか。
以下、前走・ターコイズSを制したミスニューヨーク、同コースのフィリーズレビュー（GⅡ）を制しているサブライムアンセム、昇級初戦の淀短距離ステークス（L）で4着に入ったルピナスリードらスプリント、マイル戦線の実績馬達が今年の古馬牝馬戦線を占う一戦に挑む。
■京都牝馬Sの日程、競馬場、コース
2023年2月18日（土曜） 1回阪神3日
第58回京都牝馬ステークスGⅢ
4歳以上 オープン（国際）牝（特指）別定
コース：1,400メートル（芝・右）
本賞金:3800,1500,950,570,380万円
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■京都牝馬Sの出走予定登録馬一覧
※馬名、斤量、性齢、調教師名
ウインシャーロット 55.0 牝5 和田正一郎（美浦）
ウォーターナビレラ 55.0 牝4 武幸四郎（栗東）コムストックロード 55.0 牝4 中野栄治（美浦）
サトノアイ 55.0 牝5 須貝尚介（栗東）
サブライムアンセム 57.0 牝4 藤原英昭（栗東）
シゲルピンクルビー 56.0 牝5 渡辺薫彦（栗東）
スカイグルーヴ 55.0 牝6 木村哲也（美浦）
スティクス 55.0 牝5 武幸四郎（栗東）
ディヴィーナ 55.0 牝5 友道康夫（栗東）
テイエムスパーダ 56.0 牝4 五十嵐忠男（栗東）
テンハッピーローズ 55.0 牝5 高柳大輔（栗東）
ヒメノカリス 55.0 牝6 池江泰寿（栗東）
フェルミスフィア 55.0 牝6 木村哲也（美浦）
ボンボヤージ 56.0 牝6 梅田智之（栗東）
ミスニューヨーク 56.0 牝6 杉山晴紀（栗東）
メイショウミモザ 57.0 牝6 池添兼雄（栗東）
ララクリスティーヌ 55.0 牝5 斉藤崇史（栗東）
ラルナブリラーレ 55.0 牝6 石坂公一（栗東）
ルチェカリーナ 55.0 牝5 高橋義忠（栗東）
ルピナスリード 55.0 牝4 吉岡辰弥（栗東）
ロータスランド 56.0 牝6 辻野泰之（栗東）
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