2022年10月9日、阪神競馬場で京都大賞典(GⅡ/芝外回り2400m)が行われる。ボッケリーニ、アリストテレス、アイアンバローズ、マイネルファンロン、ウインマイティーらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。
今回は京都大賞典の好走条件について分析していく。
■【予想】過去の傾向分析①:年齢
昨年は8歳馬マカヒキの激走があったが、基本的には4、5歳馬が優秀な成績を収めやすいレース。4歳馬は過去10年の成績(2-5-3-20)で連対率23%、複勝率33%とトップだ。5歳馬は(5-3-2-29)と、5勝を挙げている。
昨年同様阪神開催となる京都大賞典。昨年は7歳以上の高齢馬が1、3着であった。ただ、過去のレース全体としてみると、若い馬の方が好走しやすい。
■【予想】過去の傾向分析②:種牡馬
ディープインパクト系、キングカメハメハ系といった、日本で主流の血統馬の活躍が目立つ。阪神開催の昨年も、1着はディープインパクト産駒のマカヒキ、3着はルーラーシップ産駒のキセキだった。
2着も今や主流となりつつあるエピファネイア産駒のアリストテレスで、基本的には日本の主流種牡馬を狙ってみると良いだろう。
ただし主流血統とはいえ、ステイゴールド系は(0-0-0-12)と不振。京都競馬場から阪神競馬場に開催が替わることでコースは向くだろうが、傾向としては推しにくい系統である。
■【予想】過去の傾向分析③:キャリア
10戦以下は(0-0-1-5)、逆に31戦以上も(1-0-0-27)なので、経験が少ないのも良くないが、経験豊富すぎるのも良くないといったデータだ。
11~29戦といった、大半の古馬ならば当てはまりそうなキャリアであれば、問題はなさそうだ。その中でも、11~15戦の戦績は(3-4-1-15)で、勝率13%、複勝率も34%と、5戦ずつ分けたキャリア数の中ではトップの率である。
このあたりの比較的フレッシュなキャリア数の馬を狙ってみるのも、有用な方法だろう。
■【予想】過去の傾向分析④:前走クラス
昇級馬の参戦は少ないレースであるが、戦績は(0-1-1-8)。勝ち馬は出ていない。基本的に昇級馬は軽視して良いだろう。
また、同級馬の中でも、前走重賞組の方が成績は優秀で、その中でもGⅠ組は(6-5-8-24)と、かなり優秀なものである。積極的に狙えるのは前走GⅠ組といえそうだ。
■過去の好走条件、すべてに該当する馬の成績は?
他にも「半年以上の休み明け」や、「当日の馬体重の増減プラス・マイナス20キロ以上」といった好走率がぐんと下がる項目に該当している馬を除外。すると上記の好走条件にすべて合致する馬の成績は……
(7-3-3-23)
勝率19% 複勝率36%
単勝回収率621% 複勝回収率191%
といった成績となっている。
今年もこれらの項目に該当する馬は要注意。軸馬、穴馬として一考の余地がありそうだ。すべて該当していなくとも、複数該当していれば注目してみてみるのがいいかもしれない。
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