【京成杯AH2022】予想・分析。好走率26%、複勝回収率133%の条件とは?

Sporting News Japan Staff

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2022年9月11日、中山競馬場で京成杯オータムハンデ(GⅢ/芝1600m)が行われる。ダーリントンホール、ファルコニア、ミスニューヨーク、ベレヌス、クリノプレミアムらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。

今回は京成杯オータムハンデの好走条件について分析していく。

■【予想】過去の傾向分析①:斤量

ハンデ重賞ということなので、まずは斤量面を考える。

注目すべきは51.5~53㎏の馬で、(3-3-1-17)という成績。数だけで見れば他の斤量帯と大きく変わらないのだが、勝率、連対率が他の斤量帯より優れている。

単勝回収率、複勝回収率はともに100%を超えており、べた買いでもプラスとなることを表している。注目してみても良いだろう。

■【予想】過去の傾向分析②:枠番、馬番

中山芝1600mは枠の差が成績に直結しやすい。さらに秋の中山開催開幕週ということもあり、外枠は不利な傾向にある。

他の枠は比較的どの枠も勝ち馬が生まれているが、7枠は(0-0-2-17)、8枠は(0-2-0-18)。勝ち切れていない点を考えれば、外枠が不利といわざるを得ない。

また、馬番で面白いのが10番。(4-0-0-5)と、勝つか着外か、といった成績である。ある程度注目している馬が10番に入ったら、頭固定で狙っても面白いかもしれない。

■【予想】過去の傾向分析③:種牡馬

全体的にサンデーサイレンス系種牡馬の成績が優秀である。出走数が多いというのはもちろんなのだが、過去10年で6勝を挙げている。基本的にはサンデーサイレンス系ならスピード型、パワー型に限らず、どのタイプでも問題なさそうだ。

ただし、ディープインパクト系(主にディープインパクト)に関しては、(1-7-1-17)と、2着が多いことが特徴。ディープインパクト系種牡馬を父に持つ馬にとって、少し気になるポイントといえるだろう。

ノーザンダンサー系種牡馬はあまり成績が奮わず、(0-0-4-21)といった成績だ。ノーザンダンサー系種牡馬の馬は割引だ。

■【予想】過去の傾向分析④:間隔

このレースにおいては、中3~9週あたりで出走する馬の成績が良く、中3週は(3-5-4-47)、中4~8週は(5-0-2-21)といったものだ。このあたりのレース間隔で出走できる馬は、素直に注目してみて良さそうだ。

中1週になると(1-0-0-16)と、馬券圏内に入ってくる確率が大きく下がる。また、中9週以上では(1-5-3-38)と、勝ち切れない。

サマーマイルシリーズ最終戦ということで、夏競馬を使って、さらにここで勝負をかけてくる馬も多い。そういう意味を含めても、夏競馬を使われた組の成績が良いようだ。

■過去の好走条件、すべてに該当する馬の成績は?

他にも「半年以上の休み明け」や、「当日の馬体重の増減プラス・マイナス20キロ以上」といった好走率がぐんと下がる項目に該当している馬を除外。すると上記の好走条件にすべて合致する馬の成績は……

(3-1-0-11)
勝率20% 複勝率26%
単勝回収率502% 複勝回収率133%

回収率も高く、妙味のある成績となっている。

今年もこれらの項目に該当する馬は要注意。軸馬、穴馬として一考の余地がありそうだ。すべて該当していなくとも、複数該当していれば注目してみてみるのがいいかもしれない。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。