2023年1月15日、中山競馬場で京成杯（GⅢ／芝2000m）が行われる。今回は週中時点での人気・オッズの予想を展望していく。セブンマジシャン、ソールオリエンス、シャンパンカラー、シルヴァーデューク、シーウィザードらが出走を予定しているが、果たしてどの馬が人気上位に支持されるのだろうか。
各馬の実績やポテンシャル、血統構成などから気になるオッズを考察していく。
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■京成杯の日程、競馬場・コース
2023年1月15日（日曜） 1回中山6日
第63回京成杯GⅢ
3歳オープン（国際）（特指）別定 コース：2,000メートル（芝・右）
■最新予想オッズ・想定人気
1番人気 セブンマジシャン 2.8倍
2番人気 ソールオリエンス 3.1倍
3番人気 シャンパンカラー 3.7倍
4番人気 シルヴァーデューク 7.1倍
5番人気 シーウィザード 7.6倍
6番人気 グラニット 15.9倍
7番人気 サヴォーナ 33.0倍
8番人気 シルバースペード 40.6倍
9番人気 オメガリッチマン 83.2倍
■オッズ・人気予想考察
ホープフルステークス（GⅠ）で強敵との対戦を経験したセブンマジシャンが人気を集めている。
中山芝1800mの新馬戦を快勝。黄菊賞（1勝クラス）では重馬場の中、後方からまくる競馬で差し切り勝ちを収めた。2連勝で挑んだ前走ホープフルSは、先行した上位に2頭で決まる決着。後方から伸びては来るものの、勝ったドゥラエレーデから0秒4差の6着に敗れた。近親に春秋グランプリ制覇を果たした名牝クロノジェネシスがいる。血統面からも重賞クラスでの活躍が期待されている。クラシックへの軌道に乗せるため、重賞タイトル獲得を狙う。
新馬戦勝ちの素質馬ソールオリエンスも有力候補の1頭だ。
ディープインパクト産駒の半兄はドバイターフに2年連続参戦し、2・3着と好走したヴァンドギャルド。本馬はキタサンブラックに父が変わった。昨年の年度代表馬イクイノックスの父でもあり、勢いのある種牡馬だ。前走・東京芝1800mの新馬戦でデビュー勝ち。2着馬が次戦で後続に3馬身半差をつけて完勝しており、新馬戦の価値を上げた。血統的な魅力と新馬戦の内容から人気を集めていると推察される。
無傷の2連勝と勢いのあるシャンパンカラーもチャンスは十分だ。
東京芝1600mの新馬戦とベゴニア賞（1勝クラス）で、無傷の2連勝中だ。デビュー戦はスタートの出が悪く、中団を追走。直線では上がり3ハロン33秒4の鋭い末脚で差し切り勝ちを収めた。ベゴニア賞では打って変わって好スタートを決め、他馬が控えたことで先頭に立つ形となった。直線は持ったまま2着馬が並びかけてから戸崎圭太騎手がゴーサインを出すと勝負根性を見せ、クビ差抑えて勝利を飾った。父は昨年産駒がGⅠ5勝を挙げ、現役時代は同コースの皐月賞（GⅠ）を勝利したドゥラメンテ。ここを勝って父が制した皐月賞（GⅠ）に向かいたいところだろう。
シルヴァーデュークは重賞で好走を続けている。サウジアラビアロイヤルカップ（GⅢ）は勝ったドルチェモアの切れ味には及ばなかったものの、重賞初挑戦で3着に好走した。前走デイリー杯2歳ステークス（GⅡ）は好位から直線の脚にかけるも4着。決め手に欠けるところはあるが、今回は初の芝2000mで新味を出せるか注目だ。
以下、芙蓉S(OP)勝ちや新潟2歳ステークス（GⅢ）3着の実績があるシーウィザード、朝日杯フューチュリティステークス（GⅠ）10着からの巻き返しを狙うグラニット、前走・福島芝2000mの未勝利戦を勝利したサヴォーナらが続く形である。
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