2023年1月15日、中山競馬場で京成杯(GⅢ/芝2000m)が行われる。シーウィザード、シャンパンカラー、シルヴァーデューク、セブンマジシャン、ソールオリエンスらが出走を予定。今年はどんなレースが展開されるのか。
予想して馬券を買う上で、できるだけ点数を絞った方が回収率に繋がっていく。どんな馬を「消し」にすればいいのか。消し条件を洗い出すことで、馬券に不要な馬を削り、狙いたい馬によりフォーカスを当てて馬券を買うことができるだろう。
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今回は京成杯の消し条件について分析していく。
■【予想】過去の傾向分析① 血統面
血統面で特別な傾向はないが、挙げるとすればダンチヒ系以外のノーザンダンサー系が不振ということだろう。該当馬は多くないが、2018年3番人気だったデルタバローズ(父Into Mischief)が当てはまる。
また、ステイゴールド系もあまり相性が良くなく、(0-0-1-3)というものだ。ステイゴールド産駒のマイネルスフェーンが2017年に3着に入ったが、ホープフルステークス(当時GⅡ)2着という実績を持っていた。ステイゴールド系が強いコースではあるが、このレースとの相性は良くない。
■【予想】過去の傾向分析② キャリア
3歳の早い時期のレースでは、キャリアは浅いに越したことはない。このレースにおいても同様で、基本はキャリア1~3戦が強く、4戦までが許容範囲といえる。
つまりそれ以上、キャリア5戦以上の馬は厳しいといえる。唯一、キャリア7戦で馬券に絡んだのは、血統面でも挙がったマイネルスフェーン(キャリア7戦での出走)。キャリアを重ねている馬は敗戦数が多いことの裏返しでもあるが、重賞実績のあったこの馬は例外と判断できる。
■【予想】過去の傾向分析③ 前走距離
中山芝2000mは直線急坂のあるタフなコースなので、距離実績のある馬の出走が多い。しかし早い時期に重賞実績を収め、間隔を空けてクラシックに向かいたい陣営も多く、その考えが失敗に終わるパターンもある。
このレースにおいて良績を挙げているのは、前走も2000mのレースに出走した馬。距離延長では、前走どの距離から挑むのかが重要だ。前走1800mであれば問題ないが、前走1600m以下になると1頭も馬券に絡んでいない。
つまり、その前走がGⅠの朝日杯フューチュリティステークスだとしても、距離の壁に阻まれることになる可能性が高い。前走GⅠは馬柱的に目を引くが、使ってきた馬の距離には注意したい。
これらのデータに該当している馬が直ちに「消し」というわけではないが、注意は必要だ。消しデータをかき消すほど能力が抜きん出ていると判断するか、好走条件に合致しているかを見極めて馬券の購入につなげていく必要がありそうだ。
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